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あなたの苗字は何番目?

常々申し上げていることですが、固有名詞とくに名前は極めて重要です。そもそも「広告」というものが「振り向かせる」=「多様な選択肢の中から、たった一つに注目し、覚えてもらい、買ってもらう」ことを目的としているのですから。差別化をするための第一歩が「名前」=「ブランド」と言ってもいいでしょう。

考えて見てください。自分の名前を間違えられたときほど不愉快なことはありませんよね? わたくしの姓は「△原(△ハラ)」と読みますが、たまにこれを「△バラさん」と呼ぶ人がいて困った(嫌な気がした)ことがあります。

もうひとつ、ESや面接において先ず重要なことは「相手に覚えてもらう」「印象に残す」ということです。何といってもライバルは多いのですから。ここで間違えやすいのは、選挙演説と違って連呼型のPRはマイナスだということです。相手は既にあなたに注目しています。無関心な浮動層に訴える選挙候補者とは違います。

その意味で、珍しい名前や読み方というのは逆に「チャンス」だと言えるかもしれません。実際08生で非常に珍しい苗字の労協生がいて、自己PRのネタとして使ってみたら? とアドヴァイスしたことがあります。そのときのポイントは由緒正しい姓であり、その希少性をアピールすること。さらにメディアと関係がある部首があったので、読み方と合わせて上手く説明するヒントを教えてあげました。

さらにヒントを言えば、すごくシンプルな姓(田中さんとか、鈴木さんとか)でも、下の名前の由来とか読みとかを(ちゃんと親に確認するようにネ)絡めていうと意外と印象に残るものです。例えば「二郎と言う名ですが次男ではありません」とか「5人兄弟の五男なので五郎です(笑)」なんとなく、背景に「家族」が感じられたりして、楽しいじゃありませんか。

日本の苗字7000傑というサイトがあります。 

日本の苗字の数は、いったいどのくらいあるのだろうか?   平成九年(1997年)発行の「日本苗字大辞典」によれば291,129件とされている。  また、苗字は数え方によっても異なる。 読み方の異なるものをそれぞれ1件とする場合、 字体の異なり(斎藤、斉藤、齊藤、齋藤)をそれぞれ1件とする数え方などがある。  約30万件近い苗字だが、7000傑の苗字で全人口の約96%強をカバーしている。───→  自家の苗字は稀有なものと思われるむきが多いが、意外と多くの同苗字の人口がある。

ぜひ、ご参考に。(これを皆が真似すると困りますがw)
あと3つ、大事なことを述べておきます。

1)まず、名乗る。 この重要性は言葉に尽くせません。

2)名前と日付のない文書は、ただのメモ。

3)人の名前を(で)バカにしてはいけません。

これは説明が必要でしょう。すごく具体的で申し訳ないのですが、例えば「御手洗(みたらい)さん:ちなみに大分県に多い姓です」という方に対して「便所君」と呼びかけるのは、失礼極まりない言い方ですよね。何故なら、それは努力とか成長によって変えることのできないことだからです。個人の尊厳とは「人はそれぞれ努力することによって成長し、社会全体にとって貢献できる可能性がある存在だ」という近代民主主義が勝ち取ってきた原理原則のことです。

差別というのは、個人の努力や成長によっても変えられない事実。男であるとか女であるとか、白人だとか黒人だとか、生まれた地域の特性とか、本人が選択の余地のないことを持って、その個人の可能性を排除するところにあるのです。

ファンタジーにおいても「真の名」とか「名付け」ということが、物語の重要なテーマになっていることも同じ理由なんですね。自分の「真の名」は(たとえ同姓同名であっても)名付けた人の思いとか、その血族が引き継いできた運命とかを含めて「ユニーク=この世の中でたった一つ」のものだからです。

もっとも、netにおけるニックネームというのは自分で付けられる(作家のペンネームと同様に)貴重な機会です。09生におかれましても、HN命名というのはそのクリエーティビティを発揮する最初のチャンスだと思いますよ。くれぐれも後悔しないような名付けを期待しています~

 

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「はてなアンテナ」を知っていますか?

こんばんは、挨拶専用85です。きょう、ご紹介するのは、
はてなアンテナ - 広告業界就職フォーラム 広告会社HP更新情報』です。
今は「RSSリーダー」などもありますが、対応していないwebサイトもまだ多くありますし、そもそも「就職したい会社の情報を知りたい」ということであればデザインも含めてチェックするのがコミュニケーションに関わる職場を目指す者の心得というものです。
西村ひろゆきちゃんも「RSSリーダーなんか、劣化したブラウザだ」なんて、ゆってますしね~w

もう一つ。これに関して、オススメしたいことは「自分の『はてなアンテナ』をつくること」です。いわゆるオンラインブックマークの一つですけれど、更新順にチェックできるのは大変重宝するところであります。(なんでケロロ調^^)

ではまた。

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最も重要なのは──

恥ずかしながら18歳の頃から30歳ぐらいまで(学生時代は“ほぼ”毎日)日記をつけていたことがあり、日常のこと以外に、読んだ本の感想とか、先哲の言葉を引いていたりしました。やってることが全然進歩してないじゃないかと。オフラインからオンラインになっただけ(笑)

で。先日、本棚の整理をしていましたら古いノートが出てきました。まだ引用のルールも知らない頃で出典が今となっては分からないのです(たぶん能力開発に関する本だと記憶しています)が、若気の至りということでお許しを。では、いきます。

「態度・価値観」の側面で最も重要なのは〝志の高さ〟を持つことである。いいかえると、自分の人生において社会との関係の中で、実現したい何らかの目標があるということである。目標を持つことによってはじめて、それと現実とのギャップが認識でき、問題意識が高まるのである。また、目標の存在によって、それを実現しようとする気概(やる気)も生まれてくる。人の能力には、基本的には、それほど大した差があるわけではないから、結局のところ人生の勝負は、志の高さとやる気を土台にして、地道に目標の実現に向かって努力するかどうかにかかってくるであろう。

芥川龍之介が『朱儒の言葉』の中で〝運命はその人の性格に中にある〟と言っているのも、多分、同じことを意味しているのだと思う。志の高さについて関わる今一つ味わい深い言葉を紹介しておこう。それは福澤諭吉が『學問ノスヽメ』の中で書いている〝独立の気力なき者は必ず人に依頼す。人に依頼する者は必ず人を恐る。人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり〟という一節である。我々は、この気持ちを忘れず、志を高く持って目標の実現に邁進したいものである。

なぜこれを思い出したかというと、広告業界就職ノススメ。: 内定者体験記を読んだからです。07生も自治会ブログに書いていますしね。(こちらもご参照ください。)

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苦し紛れの新シリーズ(笑)

If I went back to college again, I'd concentrate on two areas : learning to write and to speak bfore an audience.

Nothing in life is more important than the ability to communicate effectively.

── Gerald R. Ford (38th president of the United State ; 1913-2006)

もし大学で再び勉強できるとしたら、二つのことに力を入れたい。
書くことと、大勢の人を前にして話をすることを学びたい。
効果的に意思を伝える能力ほど人生で大切なものはない。

大統領就任の際、「わたくしはフォード(大衆車)であって、リンカーン(高級車)ではありません」という名台詞を言ったこの人ですら、このような言葉を残しています。

まだ1年以上もキャンパスにいられる現在3年生のみなさんに、この言葉を贈ります。そしてまた、社会に出てからもこの2つの能力を向上させることができる(むしろ必要な)のが広告業界なのです。

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北朝鮮に「広告」はあるのか。

先のクイズのわたくしの想定していた回答は「キューバ共和国と朝鮮民主主義人民共和国」ですが。

そもそもこのクイズの主旨は「選択の自由」が保証されており、市場経済が機能している、民主主義国家“ではない”国はどこか? という命題でありまして、その意味で現在の地球上で社会主義国家といえば、キューバと北朝鮮の2つしかないわけです。

民主主義ではない国というのは他にもいくつもあるわけですが、そういった国々にもいわゆるグローバル資本主義は浸透しており、コカコーラとマクドナルドが進出していない国はほとんどないと言っていいでしょう。

キューバと北朝鮮はともに独裁政権です。その明暗は単に「指導者がいい人か悪い人か」という違いに過ぎません。「アメリカの経済封鎖とソ連圏消滅で食糧・石油・医薬品が途絶し、飢餓と隣り合わせの中で(結果的に、たった一人の餓死者も出さずに)エネルギー・医療・教育・食糧問題を切り抜けていった」 国と、「指導者の資質」「理想の大きさ」「志の高さ」に欠ける国の不幸の差です。

念のため検索してみました。「キューバ 広告 ない」でGoogleすると、キューバの印象 という頁にこう書いてあります。

ハバナのホセ・マルティ空港に入ると、私たちはすぐさま「ここはそれ以外の場所とは違う」と直感した。コーラを飲もう、ラッキーを吸おう、マスターカードで支払おう、ヘルツを賃りましょう、と催促する広告がなかったのだ。実際のところ、キューバには商用広告がない。

キューバにも“propaganda”はあります。「ゲバラは偉大なり」とか「食料を増産しよう!」とか。北朝鮮も同じですよね。「将軍様、万歳!」みたいな。

ところが。「北朝鮮 広告 ない」でGoogleしたところ、なんと! North Korea Today Newsblog: 北朝鮮の新聞「広告時代」なるかという頁があるではありませんか。しかし、よく読んでみると……

平壌新聞は広告掲載はこれまでは無料だったが、今後は有料化する計画であることとが伝えられた。

「無料な広告」って……(笑)意味不明でしょ? それはともかく、その後どういう状況なのか誰かご存知の方がいらっしゃったら是非教えてくださいね~

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生年月日から年齢を計算する簡単な計算式

佐野裕のサーバ管理者日記:ITproから

最近知ったんですが、生年月日から年齢を計算する簡単な計算式というのがあるそうです。

(今日の日付-誕生日)/10000の小数点以下切捨て。

日本の法律を確認してみました。誕生日の前日が終了する瞬間(すなわち誕生日をむかえる午前0時00分の直前)に1歳を加えることになる。(中略)もし私が今回ご紹介した計算式を知らなかったら、まず現在の年から生まれた年を引いてからその後日付チェックをして前後で年の差し引きをし、さらにうるう年などの処理を加えて完成、としてしまうところです。

なるほど。1年が365日or366日とか、12ヵ月の日数が各月まちまち、とかそういったことはいっさい関係なく、シンプルに引き算して1万で割って切り捨てる(ここがポイント)、というところがまさに目から鱗。頭のいい人はいるもんですねえ。

こちらもご参考までに。

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CMのトーン&マナー

こんばんは、挨拶専用85です。
先週末から、夏休みを取って沖縄に来ているんですが、旅行で面白いことの一つは、現地のテレビCMをみることです。

日本にはビール会社が5つ(地ビールを除いて)あります。もちろん、5つめはオリオンビールです。
そのオリオンビールですが、今ではアサヒビールの傘下にあり、そのためもあってか店頭での品揃え当地のビール市場もアサヒが強い感じがします。

それに関連して印象に残ったのが、オリオンビールのテレビCMです。ナレーターが同じせいなのかどうかCMのトーン&マナーがアサヒと一緒なんですね。「おいしさは鮮度」みたいな。
実際、ビールというのは当地で造られた製品がいちばんおいしいのは事実ですが。

それはともかく。そういった「CMのトーン&マナー」というのは確実にありまして、クライアントの好みというか様式美、制作広告会社の気風というかスタイル、そんなものが感じられて面白いものです。

沖縄に限りませんが、そういった当地限定の広告に注意するのも広告業界にいる(を目指す)人にとっては大事な視点であると思います。ではまた。

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クイズ

さて、クイズです。
世界中の国の中で、広告がない国が2つあります。それは、どことどこでしょうか?

わたくしが想定していない答えでも正しい場合もありますが、前のエントリーを読めばわたくしの言いたいことが分かるはずです。

以前、わたくしから答えを聞いたことがある方はコメントしないよーに(笑)
では、どうぞ!

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“advertisement”と“propaganda”の違い

昨日に続いて戦時下での広告の話をします。

アド・ミュージアムには展示されていませんでしたが、戦意高揚のためのスローガンというものが(どの戦争でもそうですが)ありました。

たとえば、“贅沢は、敵だ。” とか。

ところが、貼られたそのポスターにこんな落書きがされたそうです。正確には落書きではなくて、1字付け加えただけ。「敵」の前に「素」を入れて、

“贅沢は、敵だ。” なんという素敵なコピーセンス(笑)

もうひとつ。“足りぬ足りぬは、工夫が足りぬ。”

これには、付け加えるのではなく、1字「工夫」の「工」に×を上書きして、

“足りぬ足りぬは、が足りぬ。”

愛する者を奪われた女性の哀しみさえ伝わってきますよね。

和英辞典で「宣伝」を引くと、3つ出てきます。 (goo辞書)

publicity; 《商品などの広告》advertisement; 《政府などによる》propaganda.

(publicity についてのエントリーは、またあらためて立てたいと思います)戦意高揚のポスターが“propaganda”で、落書きのほうは庶民の手による“advertisement”だといえるでしょう。

“advertise”とは、もともとラテン語の「advertere:注意を向ける」を語源としていて(ランダムハウス英和大辞典)、“propaganda”は「(主義の)宣伝, 布教活動(goo辞書)」のことです。

やはり「広告」というのは、多様性の高いさまざまな物やサービスの中から、その特長を掴み取り、振り向かせるための「選択に必要不可欠な情報」であって欲しいし、そのためには平和な時代が維持されていることが大前提なのだと思います。

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昭和の広告展[ I ]アド・ミュージアム東京で開催中

暑い日が続きますね。海やプールもいいですけれど、冷房の効いたミュージアムでひと時過ごすというのも悪くありませんよ。

広告とマーケティングの資料館「アド・ミュージアム東京」webサイトから

アド・ミュージアム東京が、“江戸期の広告展”から開催してきた特別企画展・歴史シリーズの第4弾。60年余にわたる激動の昭和を、戦前・戦後の2期に分け、今回はそのパートⅠとして主に戦前を中心に取り上げます。

常設展示もあります。休館日は日曜と月曜、入場無料です。

62年前の今日、戦争終結を告げる昭和天皇の玉音放送を聞き終えると、「これからだ」と叫んだ男がいた──。そう、電通第4代社長の吉田秀雄(当時は常務)ですね(ご参照)。今回の企画展示でも、

昭和12(1937)年の日中戦争を契機に日本国内では次第に戦時色が強まり、わが国は国民総動員体制へと突入しました。その後、統制経済が進み自由な商業活動は抑制されると、広告は冬の時代を迎えます。(ご参照

とあり、化粧品会社の「いくら感じがよくっても、使いすぎない様に!」というコピーや、電気会社の「活かせ廃球(キレタタマ)─廃球も立派な資材だ─」とか「兵器の血液 活かして使へ 石油」などどいうポスターに驚かされます。やはり広告というものは、世の中が平和であってこそ機能し、貢献するものなんだなあ、としみじみ思いました。

※余談です。この戦時統制下の広告のトーンというのは何だか現代一連の「環境広告」にちょっと似ているような気もしました。たまたま今、こんな本を読んでいるせいかもしれませんが(笑)

しかし、昭和という時代も遠くなりましたねえ。いまの大学1年生で早生まれの方は「平成」生まれですからね! (aboutの写真を更新しました。平成2年頃の筆者です。周りはクライアントの方とスタッフの皆さん)

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