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マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値

元ニフティ社員で、オンライン書店「bk1」や、世界標準のブログ・ソフトウェア Movable Typeを開発したシックス・アパートの日本法人のマーケティング担当執行役員などを歴任してきた、河野氏の講演内容です。ご自身のブログでもリンクを前提に公開されているようなので当然ですよねぜひ、ご参照ください。

Kouno

マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値

メディアとしてのインターネットとか、クチコミがどうとか、もうほんとに過大評価になっていて、そんなにすごくないよって話をして、

今後の予測としてリアルタイムという、あえて同時性という時間の制約を受け入れることで生まれる価値について話した。

非常に分かりやすいスライドになっています。 分かる人には分かっている、という見本ですね。現在アドバイザーを務めている会社の名前だけは気に入りませんが(笑)

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ブランドの失墜と復活

「katolerのマーケティング言論」というブログで『吉兆の蹉跌 ~ブランドと「のれん」のはざまで~』という大変興味深いエントリーを読みました。吉兆の歴史から語り始めて、ブランドと「のれん」の考察、ちょうど今から10年前の山一證券の経営破綻、そして「白い恋人」のブランド再生の可能性まで読み応えのある内容です。

ちょっと気になったのがタイトルにもある、ブランドと「のれん」の考察の部分で(図参照)Noren

これは広告マーケティング的に言えば、まさに「ブランド」:「のれん」=「サブブランド≒製品ブランド」:「メガブランド≒企業ブランド」のことですね。

ですから広告会社の面接等において「気になるブランド」は? と訊ねられたとき、どちらの意味において(狭義か広義か)応えるにしても(それは任意でよいと思います)「製品(あるいは)サービスのブランドとしての『アクオス』が好きです」とか「企業(店舗)ブランドとしての『ユニクロ』に興味があります」といった風に応えるべきです。例えばの話ですが。

それを無自覚に「ナイキです」みたいな答え方をして「どういうくくりでブランドって言ってるの?」と聞かれて慌ててしまうことのないよう気をつけてください。Shiroi

また「白い恋人」の例が取り上げられていましたが、たしかに先日(11/22)付けで朝日・毎日・読売・日経に掲載された新聞広告のコピーを読んでみると、逆に「ピンチはチャンス」というか、ある意味立派な、企業・製品ブランド再生の宣言となっています。

もちろん「ブランドは、コンテンツとコミュニケーションの掛け算」ですから、実態がともなっていなければダメですけれど。

「社会は人が集まってできています。社会の問題は人の問題であり、人の問題はコミュニケーションの問題が解決すれば、そのほとんどは解決するものと信じています。」という、自己演出プロデューサー「ビーンスター(教育&マーケティングの会社)」代表、鶴野充茂さんの言葉どおり、広告コミュニケーションの良い事例だと感じました。

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前例がない ことをするのが クリエーティブ。

毎年悩める子羊さんたちからの定番の質問に、
「わたしの学部から広告業界に入っている人はいないんです……」とか、
「営業や媒体の部門からクリエーティブに行けるんでしょうか?」とか「制作会社から広告会社のクリーティブに移ることは可能でしょうか」というのがあります。

そういう学生さんに限って、自己PRをよく読んでみると「わたしは新しいものを創ることが好きで、」とか「何事にもチャレンジする精神を持って──」とか「決してあきらめない性格です」とか書いていて、全然違うじゃん! と突っ込みたくなってしまうことが何度かありました。

実際わたくしの所属する会社で出身大学の比率は、0.03%ですが何か。直近の08生の事例でも、地方大学の工学部から広告制作(グラフィック)会社の内定を獲得した女子学生もいます。佐藤雅彦さんはSP局でイベントを担当していましたし、タグボートの岡さんだって最初は営業です。今年(2007年)2月の「広告会社就職フォーラム(大阪会場)」でクリエーティブ講演をしてくれた電通の池田定博さんが新卒で入ったのは印刷会社でした。

優秀なクリエーティブが過去の作品を参照するのは「自分のアイデアが先に誰かに使われていないかを確認する」ためであり、決して真似をするためではありません。そこにオリジナリティや創造性はないわけですから。

有名な話ですが、クリエーティブに異動したマサヒコさんが先ず最初にやったことは、過去の広告年鑑をすべて見て、優秀作品のマトリックス分析をして「今までに使われていない組み合わせを発見する」ということでした。

そんなIQの高いひとの真似をせよ、ということではありません。「前例を気にするな」ということが言いたかっただけなのです。前例を気にするのは無能な役人のすることです。だってあなたたちはクリエーティブ(創造的)な仕事に就きたいんでしょ?

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そろそろ、各社のプレエントリ(webエントリ)が始まってきた模様です。(コピペ)

mixi内、労協非公式スタッフ「彼方さん」のコミュ、
[mixi] 広告業界のOB訪問-ES添削  【管理人通信】から

----- Original Message -----

電通:dennavi
http://www.dentsu.co.jp/dennavi/index.html

ADK:ADK Recruit News Channel 2009(プレオープン)

http://www.adk.jp/r2009/

大広:spirit2009

http://www.daiko.co.jp/ja/profile/recruit/spirit/index.html
読売広告社:12月より

http://www.yomiko.co.jp/recruit/2009/index.html
※就活ナビもしくは日経ナビよりプレエントリーした方に
2007年11月27日(火) 午後に弊社銀座本社ビルにて、自社説明会を予定

▼博報堂、東急エージェンシーは本日(2007年11月22日)時点では動きなしです。

▼なお、電通のプレエントリのテーマは
『最近(半年以内)気になった広告・キャンペーンを一つあげ、その理由を書いてください。(200文字以内)』です。
申し込み順にGW式会社説明会の案内が届く仕様らしいので、
なるべく早く出すことを勧めます。

とりいそぎ。いよいよ、始まってきましたね。

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いつまでも景気がいいと思うなよ(パクリ)

わたくしは私事で参加できませんでしたが、11/18の「マスコミ就職フォーラム2009」は盛況のうちに終了したようで何よりです。参加されたみなさんの理解とモチベーションも上がったのではないでしょうか。

広告労協Fさんが、広告業界就職フォーラム自治会掲示版に気になるコメントを書いていますね。(『Re: 11/18「マスコミ就職フォーラム2009」について / 広告労協F』No.1823 2007/11/20)から

毎年、多くの就職活動生の方と御話する機会がありますが、"2009年度就職活動生の皆さんは総じて大人しい"というのが現在の所感です。
(中略)
要は「現状では例年の就職活動生と比べて、就職に対する"本気度"を感じる人が少なく、採用側も面接等でもの足りなさを感じる事が想定されるので、少しあせった方が良い!!」という事です。

この活動は2003年から始めていますが、ここまでFさんが書かれるのは極めて珍しいことです。特に今年から来年にかけては企業の採用意欲も高く、その結果内定率も高いのは事実のようです。

ただ、内定率が高いことと「一人ひとりが希望の会社に入れる」こととは全く違います。また、景気がいい時に優秀な学生が多い、ということもありません。特に(フォーラムでも言及があったかも知れませんが)マスコミ業界、とくに広告業界の採用状況が景気がいいからといって、メーカーや金融のように大幅に採用を増やすということは過去の例からいってもありません。

つまり、自ら積極的に活動しないと希望する業界・会社・仕事には就けませんよ。ということですね。しつこいようですが。その意味で、過去の労協生を見てきた経験からいっても極めて厳しい就活環境(「就職氷河期」とまで言われていました)だった04-05生に優秀な人が多かったのは、決して偶然ではないと思います。

実際、会社に入ってみれば分かりますが比較され、競争するのは同じ年に入社した同期とだけではないのです。先輩や後輩とも含めてそのパフォーマンスを厳しく評価されるのが、現代の企業社会であることをお忘れなきよう。最後にもう一度Fさんの言葉を引いて締めくくりたいと思います。

→このままでは「全開の実力で就職活動に臨む一部の人に内定が集中し、多くの半開の実力の人は良好な結果が出ない」という事態が想定されます。

就職活動は自分次第です。積極性を持って頑張りましょう。

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11/18「マスコミ就職フォーラム2009」は、そろそろ定員に達しそうです──(残席僅か。まだ募集中!)

11月18日(日)に開催する、2009年度新卒学生のための「マスコミ就職フォーラム2009」は、まもなく定員に達しそうな勢い(ありがとうございます!)ですが、広告労協自身の立場から言うと、このマスコミフォーラムの位置づけは「広くマスコミ各社を目指す皆さんに」向けた、「報道から制作、広告企画まで、マスコミを舞台に活躍する様々な職種を紹介していく」もので、言わば2月に開催される『広告業界就職フォーラム2009』の予告編といっても過言ではありません。

ですので、運悪く今回のフォーラムに都合がつかなかった方や、気付くのが遅かった広告業界志望の学生さんは、来年2月にフォーラムがありますので是非お見逃しなきよう。こちらは逃すと後悔しますよ(いやホントに)。

応募申し込みについては追ってご連絡しますが、日程場所は既に告知済みです。
広告業界就職フォーラム自治会掲示版の「No.1774@2007/08/03(Fri)」、3ページ目あたりです。

2009年度採用向け「就職フォーラム」日程が決定しました

業界の従業員が自ら開催する唯一の就職セミナーですので、ぜひ御参加ください。2009年度新卒予定者の皆様を主体に、異業種からの転職を考えている第二新卒の方なども広く参加対象としています。

2008年2月3日(日)
⇒『広告業界就職フォーラム2009』(東京「中央区立中央会館」)
2月10日(日)
⇒『広告業界就職フォーラム2009』(大阪「クレオ大阪東」)

誠に残念ながら、私事で11・18のマスコミフォーラムに参加できないのですが上記『広告業界就職フォーラム2009』には万難を排して参上するつもりですので、よろしくお願いいたします。
しかしなんですな。本フォーラムも2002年の初開催から、今回で7年目。わたくしのニックネームから推察するとおり今回参加される労協〝09〟生の皆さんは、わたくしと干支が2周り違いなんですねー。わっはっは。

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敬称は難しい

まずは『気になることば』10月31日(水)放送分「はがきのあて名 何を使う?」から

一般的に「様」は“男女や目上目下を問わず、広く使われる敬称”ですが、「殿」は“主に男性が、同僚や目下にあてる場合に使う”とされています。元々は「殿」は、敬意の高いことばだったのですが、室町時代「様」の登場によって、敬意が下がっていったのです。しかし、役所や会社の公用文では「殿」が使われることが多くあります。明治以来の慣例で、公と私の区別を明確にするためや、「教育委員会殿」など機関名や役職名の後につけてもおかしくない、という理由からのようです。

もうひとつ、

会社や団体名の後に書く「御中」。これは特定の人ではなく、その会社や団体に所属している誰かに読んでもらいたい時に使うものです。一方、「気付」は英語の「care of(c/o)」の和訳で、「○○ホテル気付 △△様」といったように、相手の本来の住所ではないところを経由する場合に使う、という違いがあります。

この2つは社会人の常識として知っておいて欲しいですね。
話は変わって。「 様」に関して、常々「変だな~」と感じていたことが先日新聞に掲載されていたので、ご紹介しましょう。
天野祐吉『CM天気図』朝日新聞(2007/10/16 朝刊)「生き様にこだわる?」から

「死に様」とは言っても、「生き様」なんて昔は言わなかった。「死に様」というのは、その「ざま」が「ざまあみろ」の「ざま」であるように、あまりホメられた死に方ではないときに使うのがふつうである。が、どうも「生き様」のほうは、カッコいい生き方みたいなイメージに使われることが多いようで、自分で自分に酔っているようなひとりよがりな美意識が、どうも好きになれない。

そうなんですよー。わたくしは、これを「一億総〝長渕剛〟化」現象と名付けました(笑)
暑苦しいったらありゃしない。Buti
ところが、わたくしが独自に調査したところ、
世間一般はかなり違う受け止め方をしていることが分かり、
さらにショック。


結構、ビックリしました。
やはり「言葉は変わっていくもの」なんですね~
良くも悪くも。

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「ボジョレー・ヌーボー」の表記いろいろ

昨年アップしたエントリーを加筆修正。

今年の解禁日は、11月15日(木)です。
昨年の研究(笑)で分かったことは、

「ボージョレ」or「ボジョレー」×「・(中黒)」or「半角空き」×「ヌーボー」or「ヌーヴォー」or「ヌーヴォ」、ですから可能性としては計12種の組合せがある

つまり図にすると、こう

2006  なっていたのですが、

表記に関して、昨年から大きく変更になった点が2つあり、

1)キリンがメルシャンを買収して「キリンのワイン」というものがなくなり「メルシャン・ワイン」に統合されたこと。
⇒よって表記は、キリンの「ボージョレ ヌーヴォー」が無くなり、メルシャン方式の「ボージョレ・ヌーヴォー」一つに。
2)アサヒビールの表記が「ボージョレ・ヌーヴォ」から(なぜか)「ボージョレ・ヌーヴォー」に変更。

したがって、こう変わりました。

2007

計8種の組合せです。それぞれを、(1)と(2)で表記してみます。

1-1-1、という本エントリーの表記のほか、
1-1-2、というウィキペディア表記。その他メーカーごとに
2-1-1、という「サッポロビール」
1-2-2、の「サントリー」
2-1-2、になった「メルシャン」(キリン)と「アサヒ」の5種類ほどを現在確認済みです。

※1-2-1、2-2-1、2-2-2の例があったら教えてくださいね。

そういった豆知識を覚える必要は全然なくて、わたくしが強調したかったことは(繰り返し述べているように)「名前は大事だよ、よく気をつけてね」ということです。

ささいな違いだと思われるかも知れませんが、実はこれが極めて重要なポイントなのです。つまり仮にサントリーの担当者が「ボージョレ・ヌーボー」と言ったり書いたりしてはいけませんし、そもそも広告原稿だったら「誤植」となってしまします。

わたくしが細かい表記こだわるのはそういった根拠があるからです。このディテールを重要視しない(できない)人は広告(マーティング)業界に向いていない、と言わざるを得ません。

ということです。コメントにも書きましたが、この件に関する「とおりすがりの業界人」氏の言葉、

広告表現で、名前を間違わないようにするのは、広告(制作)会社の義務。
マスコミで取り上げられる際に、正しく表記してもらうよう働きかけるのが、PR会社の使命。

というのも見事な定義だと思います。

ちなみに報道のルールについては、さっくー05氏にコメントしていただいています。

元新聞記者の方とお話しする機会がありましたので、横文字を利用する際のルールを伺いました。
横文字を使う場合、
・商標登録されているものはその言葉を採用。
・その他は、まずは記者の判断、時期を見て新聞社独自で決定する。

つまり、一般的な用語となる前は同じ新聞内でもバラバラ。そして、一般的用語と決定した後は統一する。との事でした。

(ご参考:今年の各社webサイトほか)
サッポロのワイン|ワインの知識箱~ボージョレ・ヌーボーってなに?
製品ラインナップ ボジョレーヌーヴォー2007 - ワインスクエア|サントリー
メルシャン_ボージョレ・ヌーヴォー2007

ワイン総合サイト asahiwine.com | ボージョレ・ヌーヴォー | アサヒビール
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ- 2007 | セブン-イレブン・ジャパン
Beaujolais の日本語表記について(ボジョレー - Wikipedia)

※ちなみに「本エントリーの表記」は、某広告会社の社内表記なのでした~

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