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オススメ本(4)寝ながら学べる構造主義

理系の次は、文系です。というわけで内田樹(たつる)先生のご登場ですよ。たとえば今話題の高校履修不足問題でも、こんなエントリーをすぐアップしちゃうんですね。

勉強なんかしなくても、必要があればネットでなんでも調べられると豪語する若者がときおりいるが、私はそういうものではないと思う。検索するためには検索のためのキーワードを知っていることが必要だ。しかし、そのキーワードそのものを知らない事項については、検索することができない。「学ぶ」というのは、キーワード検索することとは別のことである。自分が何を知らないかについて知ることである。自分の知識についての知識をもつことである。それは「知識をふやす」ということとは違う。「知識をふやす」というのは「同一平面上で水平移動域を拡げること」である。「知識についての知識をもつ」というのは「階段を上がること」である。ぜんぜん違う。学校というのは子どもに「自分は何を知らないか」を学ばせる場である。

そのとーり。さすが内田先生、まるでソクラテスのようです。無知の知、ってことですね。その真骨頂が今回ご紹介する『寝ながら学べる構造主義』です。「まえがき」が素晴らし過ぎます。それでは引用しますよ~

あることを知らないというのは、ほとんどの場合、それを知りたくないからです。知らずに済ませるための努力を惜しまないからです。(中略) 知的探求は(それが本質的なものであろうとするならば)、つねに「私は何を知っているか」ではなく、「私は何を知らないか」を起点に開始されます。そして、その「答えられない問い」、時間とは何か、死とは何か、性とは何か、共同体とは何か、貨幣とは何か、記号とは何か、交換とは何か、欲望とは何か・・・といった一連の問いこそ、私たちすべてに等しく分かち合われた根源的に人間的な問いなのです。

こんな教授の薫陶が受けられる「神戸女学院大学文学部総合文化学科」の学生さんは幸せだと思いますねー、いやホントに。

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