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マメ知識(7)ボージョレ・ヌーボー、11/16解禁。

いよいよ今週の木曜日が解禁日ですね。

ウィキペディアから

ボジョレー(Beaujolais; ボジョレ、ボージョレ)は、フランス南東部、リヨンの北に位置するワインの産地であり、しばしばこの地のワインそのものを指す。フランス革命以前のボジョレーは単独の州であった。

「ボジョレー」と名乗ることのできるワインは、赤ワインであればガメ(又はガメイ、gamay)種を使用したものに限られ、これらは法律によって定められている。

ということになっていますが、面白いのはこの表記が実に様々なことです。早速調べてみました。

サッポロビール=ボージョレ・ヌーボー
http://www.sapporobeer.jp/wine/knowledge/beaujolais_nouveau/index.html

サントリー=ボジョレー ヌーヴォー
http://www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin06/index.html

キリンビール=ボージョレ ヌーヴォー
http://www.kirin.co.jp/brands/sw/pierreandre/nouveau.html

アサヒビール=ボージョレ・ヌーヴォ
http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/beaujolais/index.html

とビール4社でも違いがありますし、

メルシャン=ボージョレ・ヌーヴォー
http://www.mercian.co.jp/mstyle/20061016/campaign.html

セブン-イレブン=ボージョレ・(ヴィラージュ・)ヌーヴォー
http://www.sej.co.jp/shohin/beaujolais06.html

この2つは同じ(厳密には違う)ようですが、上の4つとも違いますね。

そのほか、

ローソンとampmとサークルKサンクスとデイリーヤマザキが、サントリーと同じ「ボジョレー ヌーヴォー」。

ファミリーマートとミニストップとスリーエフは、「ボジョレー・ヌーヴォー」。これだけで6種類あることになります。

つまり「ボージョレ」or「ボジョレー」×「・(中黒)」or「半角空き」×「ヌーボー」or「ヌーヴォー」or「ヌーヴォ」、ですから可能性としては計12種の組合せがあるのです。

ささいな違いだと思われるかも知れませんが、実はこれが極めて重要なポイントなのです。つまり仮にサントリーの担当者が「ボージョレ・ヌーボー」と言ったり書いたりしてはいけませんし、そもそも広告原稿だったら「誤植」となってしまします。

ブランドうんぬん 難しいことを言う以前に、「名前」こそが アイデンティティなのです。たとえば「栗田さん」のことを「粟田さん」と言ってしまったら間違いなく気分を害しますよね。「木原(きはら)」さんに「きばらさん」と呼びかけたら応えてくらないかも知れないのです。

わたくしが細かい表記こだわるのはそういった根拠があるからです。このディテールを重要視しない(できない)人は広告(マーティング)業界に向いていない、と言わざるを得ません。

本エントリーのタイトルを「ボージョレ・ヌーボー」としたのは、わたくしが営業時代に担当していたクライアントの表記が「ボージョレ・ヌーボー」だからです(笑)

(追記)
マンズワイン(キッコーマン)が抜けていました。
http://www.kikkoman.co.jp/news/06024.html
「ボージョレー・ヌーヴォー」ですね。
これも新パターンです。

新聞各社の表記もいくつか調べてみました。
毎日・日経・産経は「ボージョレ・ヌーボー」です。
業界紙の日本食糧新聞が「ボージョレー・ヌーボー」でした。
また新たに分かったら書きます。

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オススメ本(7)『続・アメリカの心』

すばらしい本です。かつてウォール・ストリート・ジャーナル紙に連載されたユナイテッド・テクノロシー社の企業広告が収められています。同紙の長い歴史のなかで「最もよく読まれ、最も反応の大きい、そして最も長く続いた広告キャンペーン」として、また読者から100万通以上の感動の手紙が寄せられた「アメリカン・スピリットを代表する“時代のことば”」として、日本でも話題になった本です。

Zoku

(←表紙はこれ。前作『アメリカの心』も新刊としては購入できませんが古書扱いで入手可能)
このシリーズ広告には、アメリカの、コピーライティングの良質さの全てがあります。たんに「読むと勇気つけられる名言集」として読むだけではなく、広告業界に属する者(あるいは志望するものなら)「一流のクライアント」と「一流のコピーライター」の出会い、という一つの理想を読み取ることができるでしょう。

目次を紹介しましょう。

新聞の見出しにのらないあなたへ
逆境を幸運に変える方法
自分が何を知らないか君は知っているのか?
たった一人で世界が変わる
ハンニバル・ハムリンって誰?
相手の本質を見きわめよう
能力をフルに生かしているか
幸運かどうかより、それをどう扱うかが問題
で、君は成功者だと思うのだね?
はっきり言いたまえ
君の仕事を見ていると人は山といる
もっとも言えない二つの言葉〔ほか〕

コピーライターは、リチャード・カー。訳者は広告ジャーナリストの楓セビル。この組み合わせも一流ですね。英文対訳というかたちになっていて英語のお勉強としてもオススメできます。

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