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走る「実験室」⇒「広告塔」⇒「地球号」

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 いやあ、かっこいいですねえ。
 ホンダの2007年F1マシン「RA107」のカラーリングです。
 今年からF1でも「タバコ」の広告が全面的に禁止されるようになります。
 かつてレーシングマシンに広告が載っていない時代には、それぞれのナショナルカラーを纏っていたのが普通でした。イギリスならグリーン、イタリアは赤、日本は白に赤のストライプというふうに。その頃からF1GPに参戦していたホンダも当然、白に赤のストライプだったのです。
 モータースポーツで培われた技術が市販車に活かされる、という意味で「レースは走る実験室だ」と言ったのは、創業者の本田宗一郎です。その後、【F1 07】ホンダ、ロゴなし“地球カラーリング”発表に書いてあるように、

F1マシンに、スポンサーロゴというコマーシャリズムを持ち込んだのが1968年のロータスだった。以後、自動車関連以外の企業を含め、様々な企業ロゴやカラーがマシンを彩ってきた

以降は「走る広告塔」と揶揄もされてきました。同時にそれがビッグビジネスとなり、オリンピックやワールドカップ・サッカーと並ぶ世界3大スポーツとなったことも事実ですが。

 そして今年。ホンダは、スポンサーロゴに彩られたこれまでのF1マシンとは違う、環境をテーマとした斬新な発表をしたのです。こういうことは「最初にやったもん勝ち」です。しかも、

スポンサーフィーやライセンスフィーといった協賛金の一部を、環境保護団体などへ寄付するというプログラムも用意される。 さらに、ウェブサイト(www.myearthdream.com)上で、一般の人がマシンのピクセルを購入することで参加できるチャリティーも展開される。

 いやあ、かっこよすぎます。ちょっと調べてみたところ、この仕掛けを担当したのはどうやらロンドンの19 Entertainmentという会社だと分かりました。正直言ってちょっと悔しい気がします。「ビッグ・アイデア」は先に実行することがいかに重要か、という見事な事例だと感じました。

 あとは、このマシンが無事に走ることを祈るのみです。加熱して炎上したり、クラッシュしたりしたら……。あわわわわ(笑) しかし実際、そいうったリスクも考慮しなければならないのがスポンサーシップ・プログラムの難しさでもあるのです。

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