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『けなす技術』──広告は『褒める技術』──。ジャーナリズム+広告=マスコミ

025159540000_1 けなす技術 俺様流ブログ活用法
(山本一郎著/\1,575/ソフトバンクパブリッシング)

切込隊長こと山本一郎氏(以下切隊)の手によるブログ解説本です。そこにとどまらず、ネットにおける玉石混交の議論も手際よくまとめられており、軽妙な文体もあってスラスラと読める本となっています。何よりわかりやすいし、おもしろい本です。

「インターネットとは基本的に文字だけのメディアである」と言い切り「意見というのものは、その人単独のものではなく」て「日本固有の文化によって育まれてきた価値観の中に温かく包まれて形成されている」と述べる切隊の態度はまたレガシーなメディアでネットを無理解のまま批判する知識人よりも、はるかに水準が高いと思います。

ジャーナリストとは批評家のことである、と書いたのは亀井勝一郎ですが、その意味で切隊の「けなす技術」はいつの時代でも有効なスキルといえるかもしれせん。(なんちて)

●亀井勝一郎(文芸評論家)のことば
 ほめられると、それが誤解からであっても、自分は理解されたと思いこむ。
 けなされると、それが正しい理解からであっても、自分は誤解されたと思いこむ。

(ここまで“review-japan”「BOOK DARTS」から抜粋・修正・転載)

一方、広告は基本的に「商品やサービスのいいところを褒める」ものでありまして、これが「社会や経済の事柄を報じ、時に批判する」ジャーナリズムと同じ媒体(メディア)に載るところがマスコミの面白いところであり、不思議なところでもあります。

両者は常に両輪であって、牽制しあいつつも互いの存在を補完する(べき)ものであるというのが、わたくしの持論なのですが、昨今の報道や事件を見ているとややそれが失われつつあるというか毀損されている気がして非常に残念な想いがあります。PRなどはまさにこの両者が健全であってはじめて成立する活動だと思いますし、この点で「ある対象の悪いところを探す能力」だけを発揮してもダメなんだ、という梅田もっちーの意見にも賛同するものであります。↓

(ご参照:My Life Between Silicon Valley and Japan - 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。)

で、人を褒めるスキルを向上させる方法の一つが「紹介文を書く」ことですよ、と。(しつこい?^^)

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