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○行きたい国は「タイです」。×タイに行き「たいです」。○好きな魚は「鯛です」。×鯛を食べ「たいです」。『です・ます』体でESを書くのは、本当に難しい(の)です(ね)。とw

かつて同様のエントリーをアップしたとき、尊敬する大先輩に「某公共放送への就職を目指すヒトのためのガイダンスみたい」とコメントされてちょっと凹んだこともあるんですが、やっぱり気になるテーマなので再度挑戦してみたく。

タイトルの「○と×」厳密に言えば「×」ではないんですね。先に(下記リンク参照)述べたように、

Q.「楽しいです」「大きいです」という言い方には、やや違和感を持ちますが、正しいのでしょうか?
A.この言い方は現在では認められています。

【解説】
「楽しい」「美しい」「やさしい」といったいわゆる形容詞には、かつては「です」を付けることはありませんでした。ていねいに言うときは、「楽しゅうございます」「美しゅうございます」という言い方がありましたが、日常語ではあまりにも大げさです。そこで、形容詞に単に「です」を付ける簡単な言い方が登場しました。
 昭和27年に国語審議会がまとめた「これからの敬語」では、「大きいです」「小さいです」などの言い方は、平明簡素な形として認めてよい、という答申が出 されています。そこで現在では、一応標準的な言い方となっていますが、歴史が浅いだけに年配の人の中にはまだ違和感を持つ人もいるわけです。
NHK放送文化研究所から

この記事も10年以上も前に書かれたものです。しかし、とおりすがりにの業界人さんにコメントいただいたように(下記参照)、やはり「クリエーティブな仕事をしたいです」と書くのは読む相手に稚拙な印象を与えることがある、ということを知って欲しいと思います。

私のコラムにこんな裏づけがあったんですねー。参考になりました。
 このおかしい「です」コラムは、例えばビジネス文書で「このプロジェクトを推進したいです」といった文章を私がかつて見たことがないこと、またもし もそういう文章があった場合社長クラスの年齢がどう思うか、ということも念頭においています。「楽しゅうございます」に代えろというのもありえませんの で、やはり書き言葉で形容詞+「です」は「避けたい」と言うしかないようです。

問題は、ではどう書けばいいのかということです。とおり氏は「思います」を推奨しているのですが、実はこれがまた曲者なんですね。「僕は君と結婚したいです」は幼稚な言い方だからと行って「ボ ボクはキミと結婚したいと 思います」じゃあ弱いでしょう?

「思う」より「考える」を使うという手もありますが、しかしそればっかりだと──「僕は君と結婚したいと考えています」──お前誰? って感じですよね(笑)

例えが悪いので場面を変更しますが(ここでの正解は「労協カフェテリア」で!w)、口語の場合は簡単です。「どうしても僕は君と結婚したいのです」「やはり僕は君と結婚したいですね」みたいな。要するに、言葉をよく選んで考えて書いてくださいね、ということに尽きます。コトバを商売の基本にしている業界なんですから。

エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましいと、私を含めた複数の広告労協スタッフは共通見解を持っています。エントリーシートは目上・先輩が見ることが確実な書類であり、丁寧な文体のほう印象がいいのは当然のことです。

というアドバイスに対して「字数制限のあるESでは『だ・である』の方が短く書ける」という声をいただいたこともあります。かといって、その文章の内容が充実したものだったかどうかは(以下略^^;)
しかし一方、先日いただいた労協生(女性)の文章が『だ・である』体だったのに、これが非常にいい出来で感心したことも事実です。ジェンダー的には不適切な発言ですが、逆に男性が上手に「です・ます」体を使っていると印象的かもしれませんね。

大事なことは「内容」です。という身も蓋もないエントリーとなってしまいましたが、正直に告白しますと、このブログでわたくしが意識的に丁寧な言葉遣いを心がけているのも、いつか国連職員の春具(はる えれ)さんのように文章が書けたらいいな、という練習のためなのですよ実は。わっはっは。

(参照)
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(3)「すごい」も「です」も名詞専用です。(本来は)
広告業界就職ノススメ。: 「おかしいです」は、おかしい「です」。
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 模擬面接(1)大人は『ぼく』と言わない
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(4)エントリーシートを最初に読む人は?
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 「プラトンの洞窟」

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