ES練習帳

必使本『イラスト図解! 就職活動ワークブック 』

51pq48jr1s 本というのは「人」と同じで、読めば読むだけ(会えば会うだけ)自分が成長することができます。ですから、いい人「いい本」に出会うことが大切なんですね。この忙しい時代・時期に本を薦めるというのは、わたくしが「ある程度、お金と時間をかけても、必ずそれ以上の価値がある」と考えているからです。

前置きが長くなりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4820744712/
ちなみにamazonの個別URL↑は「co.jp/」と「dp~」の間が省略可能です。
『イラスト図解! 就職活動ワークブック』鶴野充茂 著 日本能率協会 刊 1050円

わたくしは運良く第一志望の会社に就職できましたから、幸いなことにこの本は不要でしたが、率直な読後感として「もっと早くこの本が出ていたら……。ここまで書いていいのか? こんなことまでスキルを分解して解説して~」と驚きました。読まないと、損。いや使わないと大損! という意味で今回のエントリーのタイトルとなった次第です。

この本でいちばん気に入ったコトバを引いておきます。
巻頭の「働く」とはどういうことでしょうか? という頁(P11)

つまり、働くことは、約束を守り続けるということなのです。

みなさんも「守り続ける価値があると思う仕事」を見つけてくださいね。
(ゆうべのチャットでつい思いついたフレーズ)
♪家族がいちばん、仕事が2番。3時のおやつはデブの元♪失礼しました~

| | Comments (0)

マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値

元ニフティ社員で、オンライン書店「bk1」や、世界標準のブログ・ソフトウェア Movable Typeを開発したシックス・アパートの日本法人のマーケティング担当執行役員などを歴任してきた、河野氏の講演内容です。ご自身のブログでもリンクを前提に公開されているようなので当然ですよねぜひ、ご参照ください。

Kouno

マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値

メディアとしてのインターネットとか、クチコミがどうとか、もうほんとに過大評価になっていて、そんなにすごくないよって話をして、

今後の予測としてリアルタイムという、あえて同時性という時間の制約を受け入れることで生まれる価値について話した。

非常に分かりやすいスライドになっています。 分かる人には分かっている、という見本ですね。現在アドバイザーを務めている会社の名前だけは気に入りませんが(笑)

| | Comments (0)

ブランドの失墜と復活

「katolerのマーケティング言論」というブログで『吉兆の蹉跌 ~ブランドと「のれん」のはざまで~』という大変興味深いエントリーを読みました。吉兆の歴史から語り始めて、ブランドと「のれん」の考察、ちょうど今から10年前の山一證券の経営破綻、そして「白い恋人」のブランド再生の可能性まで読み応えのある内容です。

ちょっと気になったのがタイトルにもある、ブランドと「のれん」の考察の部分で(図参照)Noren

これは広告マーケティング的に言えば、まさに「ブランド」:「のれん」=「サブブランド≒製品ブランド」:「メガブランド≒企業ブランド」のことですね。

ですから広告会社の面接等において「気になるブランド」は? と訊ねられたとき、どちらの意味において(狭義か広義か)応えるにしても(それは任意でよいと思います)「製品(あるいは)サービスのブランドとしての『アクオス』が好きです」とか「企業(店舗)ブランドとしての『ユニクロ』に興味があります」といった風に応えるべきです。例えばの話ですが。

それを無自覚に「ナイキです」みたいな答え方をして「どういうくくりでブランドって言ってるの?」と聞かれて慌ててしまうことのないよう気をつけてください。Shiroi

また「白い恋人」の例が取り上げられていましたが、たしかに先日(11/22)付けで朝日・毎日・読売・日経に掲載された新聞広告のコピーを読んでみると、逆に「ピンチはチャンス」というか、ある意味立派な、企業・製品ブランド再生の宣言となっています。

もちろん「ブランドは、コンテンツとコミュニケーションの掛け算」ですから、実態がともなっていなければダメですけれど。

「社会は人が集まってできています。社会の問題は人の問題であり、人の問題はコミュニケーションの問題が解決すれば、そのほとんどは解決するものと信じています。」という、自己演出プロデューサー「ビーンスター(教育&マーケティングの会社)」代表、鶴野充茂さんの言葉どおり、広告コミュニケーションの良い事例だと感じました。

| | Comments (0)

敬称は難しい

まずは『気になることば』10月31日(水)放送分「はがきのあて名 何を使う?」から

一般的に「様」は“男女や目上目下を問わず、広く使われる敬称”ですが、「殿」は“主に男性が、同僚や目下にあてる場合に使う”とされています。元々は「殿」は、敬意の高いことばだったのですが、室町時代「様」の登場によって、敬意が下がっていったのです。しかし、役所や会社の公用文では「殿」が使われることが多くあります。明治以来の慣例で、公と私の区別を明確にするためや、「教育委員会殿」など機関名や役職名の後につけてもおかしくない、という理由からのようです。

もうひとつ、

会社や団体名の後に書く「御中」。これは特定の人ではなく、その会社や団体に所属している誰かに読んでもらいたい時に使うものです。一方、「気付」は英語の「care of(c/o)」の和訳で、「○○ホテル気付 △△様」といったように、相手の本来の住所ではないところを経由する場合に使う、という違いがあります。

この2つは社会人の常識として知っておいて欲しいですね。
話は変わって。「 様」に関して、常々「変だな~」と感じていたことが先日新聞に掲載されていたので、ご紹介しましょう。
天野祐吉『CM天気図』朝日新聞(2007/10/16 朝刊)「生き様にこだわる?」から

「死に様」とは言っても、「生き様」なんて昔は言わなかった。「死に様」というのは、その「ざま」が「ざまあみろ」の「ざま」であるように、あまりホメられた死に方ではないときに使うのがふつうである。が、どうも「生き様」のほうは、カッコいい生き方みたいなイメージに使われることが多いようで、自分で自分に酔っているようなひとりよがりな美意識が、どうも好きになれない。

そうなんですよー。わたくしは、これを「一億総〝長渕剛〟化」現象と名付けました(笑)
暑苦しいったらありゃしない。Buti
ところが、わたくしが独自に調査したところ、
世間一般はかなり違う受け止め方をしていることが分かり、
さらにショック。


結構、ビックリしました。
やはり「言葉は変わっていくもの」なんですね~
良くも悪くも。

| | Comments (0)

世界初のブランドは何でしょう?

世界最古の広告は何か。という問いに対する正解は──、
説が色々あるが、おそらくエジプトのテーペの遺跡から発掘された広告が世界最古と考えられる。 と言われています。

しかし、ここでの問題は「いわゆるお酒の銘柄や、老舗の暖簾のようなものを除き、近代マス・マーケティングとブランド・コミュニケーションを結びつけたもの、という意味において」です。もちろんブランド 【brand】とは(辞書を引けば明らかなように)そもそも〔原義は「焼き印」の意〕です。牧場主が小牛の首の後ろに押し付けるんですね。

さて、いきなり正解を申し上げます(笑)
それは──、アーカー教授の説によればP&Gの『アイボリー石鹸』です。
 

「オフィス・デポ」のネットショップに分かりやすい解説が載っています。

『アイボリー』は1879年に石鹸を発売し、その誕生から125年以上の長きに渡り世界で愛されてきた、P&G(プロクター&ギャンブル)のブランドです。この石鹸は、J.N.ギャンブル氏らが開発し、H.プロクター氏が『アイボリー』と名付けました。

当時のアメリカでは、量り売りで売られていたので大理石の粉を混ぜたような粗悪品の石鹸が安く出回り、商品の質の良さで販売することが困難だったのです。そこで、プロクターさんが(1)名前をつけて(2)広告でイメージを広めた、のですね。それまで、石鹸に商品名は付いていなかったのです。(参考:週刊しゃかぽん 31号

過去の模擬面接で「ESにブランディングの仕事がしたいです、なーんて書いてるけど、じゃあブランドについて中学生にも分かるように説明してみて」と聞いて、いきなりしどろもどろになった学生さんは一人や二人ではありません。上記の週刊百科の対象年齢は「小学校高学年」ですよと(笑)

また、食品の偽装事件が相次ぐ中、メーカーや行政に対する厳しいコメントをするのも間違った態度ではないのですが、11月18日に開催される「マスコミ就職フォーラム」に関連していえば、批評するのはジャーナリストの仕事です。広告業界を目指すものであるなら「どうして偽装事件が多発し、後を絶たないのか」という問いに対して、単に倫理的な正義感を振りかざすのではなく、経済合理性のなかで広告やブランドがどういう機能を果たしているのか? または、PR的な視点からリスクマネージメントと広報について考察してみることも大事だと思います。

「ブランドイメージとは、コンテンツとコミュニケーションの掛け算である。」という至言を述べた、双日総研 吉崎達彦氏の『溜池通信』も必読でしょう。ちなみに、ブランドの語源に由来した有名なプロレス技がありますね。⇒コレですw

| | Comments (0)

「おかしいです」は、おかしい「です」。(完結編?)

まとめてみます。

1)エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましい
2)ただ「です・ます」体で書くにはある程度の文章能力(特に語彙)が要求されるので、下手に「です・ます」体で書くよりも「だ・である」体の方がまし、という意見もある。
3)いずれにしても、一番重要なことは言うまでもなく「内容」。その次が、文章の表現力。
4)後者のためには、とにかく書くこと。そして推敲すること。自分が上手いと思うお手本をみつけること。日頃からの言葉遣いに気をつけること。

「たいへん美味しかったです」より「とても美味しかった」でOK。「たいへん美味しゅうございました」という必要はない(当たり前)。よりベターな表現としては(たとえば)「たいへん美味しい食事でした」。これを「たいへん美味しかったと思います」というのは、どうかと(笑)

「先日のイベントはたいへん素晴らしかったです。ありがとうございます!」ではなくて(それでも感謝の気持ちは伝わりますけどね)、「先日は素晴らしいイベントを紹介していただき、ありがとうございました。」の方が、オトナ語として優秀な感じがするでしょ?

「です・ます」は、(基本的に)名詞のあとにつく言葉である、ということを知っておくだけで随分表現に厚味が出てくるもの(なの)です(よ)、と。いやあ、ほんとうに日本語って奥が深い(の)です(ね)。←口語の場合でも(かっこ)のどちらかを入れたりすると効果的です。ではまた。(しつこい?)

| | Comments (0)

○行きたい国は「タイです」。×タイに行き「たいです」。○好きな魚は「鯛です」。×鯛を食べ「たいです」。『です・ます』体でESを書くのは、本当に難しい(の)です(ね)。とw

かつて同様のエントリーをアップしたとき、尊敬する大先輩に「某公共放送への就職を目指すヒトのためのガイダンスみたい」とコメントされてちょっと凹んだこともあるんですが、やっぱり気になるテーマなので再度挑戦してみたく。

タイトルの「○と×」厳密に言えば「×」ではないんですね。先に(下記リンク参照)述べたように、

Q.「楽しいです」「大きいです」という言い方には、やや違和感を持ちますが、正しいのでしょうか?
A.この言い方は現在では認められています。

【解説】
「楽しい」「美しい」「やさしい」といったいわゆる形容詞には、かつては「です」を付けることはありませんでした。ていねいに言うときは、「楽しゅうございます」「美しゅうございます」という言い方がありましたが、日常語ではあまりにも大げさです。そこで、形容詞に単に「です」を付ける簡単な言い方が登場しました。
 昭和27年に国語審議会がまとめた「これからの敬語」では、「大きいです」「小さいです」などの言い方は、平明簡素な形として認めてよい、という答申が出 されています。そこで現在では、一応標準的な言い方となっていますが、歴史が浅いだけに年配の人の中にはまだ違和感を持つ人もいるわけです。
NHK放送文化研究所から

この記事も10年以上も前に書かれたものです。しかし、とおりすがりにの業界人さんにコメントいただいたように(下記参照)、やはり「クリエーティブな仕事をしたいです」と書くのは読む相手に稚拙な印象を与えることがある、ということを知って欲しいと思います。

私のコラムにこんな裏づけがあったんですねー。参考になりました。
 このおかしい「です」コラムは、例えばビジネス文書で「このプロジェクトを推進したいです」といった文章を私がかつて見たことがないこと、またもし もそういう文章があった場合社長クラスの年齢がどう思うか、ということも念頭においています。「楽しゅうございます」に代えろというのもありえませんの で、やはり書き言葉で形容詞+「です」は「避けたい」と言うしかないようです。

問題は、ではどう書けばいいのかということです。とおり氏は「思います」を推奨しているのですが、実はこれがまた曲者なんですね。「僕は君と結婚したいです」は幼稚な言い方だからと行って「ボ ボクはキミと結婚したいと 思います」じゃあ弱いでしょう?

「思う」より「考える」を使うという手もありますが、しかしそればっかりだと──「僕は君と結婚したいと考えています」──お前誰? って感じですよね(笑)

例えが悪いので場面を変更しますが(ここでの正解は「労協カフェテリア」で!w)、口語の場合は簡単です。「どうしても僕は君と結婚したいのです」「やはり僕は君と結婚したいですね」みたいな。要するに、言葉をよく選んで考えて書いてくださいね、ということに尽きます。コトバを商売の基本にしている業界なんですから。

エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましいと、私を含めた複数の広告労協スタッフは共通見解を持っています。エントリーシートは目上・先輩が見ることが確実な書類であり、丁寧な文体のほう印象がいいのは当然のことです。

というアドバイスに対して「字数制限のあるESでは『だ・である』の方が短く書ける」という声をいただいたこともあります。かといって、その文章の内容が充実したものだったかどうかは(以下略^^;)
しかし一方、先日いただいた労協生(女性)の文章が『だ・である』体だったのに、これが非常にいい出来で感心したことも事実です。ジェンダー的には不適切な発言ですが、逆に男性が上手に「です・ます」体を使っていると印象的かもしれませんね。

大事なことは「内容」です。という身も蓋もないエントリーとなってしまいましたが、正直に告白しますと、このブログでわたくしが意識的に丁寧な言葉遣いを心がけているのも、いつか国連職員の春具(はる えれ)さんのように文章が書けたらいいな、という練習のためなのですよ実は。わっはっは。

(参照)
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(3)「すごい」も「です」も名詞専用です。(本来は)
広告業界就職ノススメ。: 「おかしいです」は、おかしい「です」。
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 模擬面接(1)大人は『ぼく』と言わない
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(4)エントリーシートを最初に読む人は?
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 「プラトンの洞窟」

| | Comments (0)

クリエーティブ志望と、クリエーティブ志向は違う。(再)

広告業界就職フォーラム自治会掲示版で告知され、10/5に開催された関東自治会08生主催イベントで、あらためて感じたことを再びアップしたいと思います。(

志望動機と“きっかけ”は違うで申し上げたように、

採用する側が聞きたいのは、入りたい“きっかけ”ではなくて、あなたが「どれくらい広告業界に入りたい」と考えているか(という意欲)と、その“理由”をきちんとプレゼンテーションできる(能力がある)か、ということなのです

「広告が好きです」というのと「クリエーティブ*になりたいと思います」には、大きな隔たりがあるのです。(*「クリエーター」は和製英語。海外で自分のことを「クリエーターです」と言えば「お前は創造主か」と驚かれます。クリエーティブの仕事をする人のことはcreative(クリエーティブ)と言いいます。ちなみに電通グループだけが「クリエイティブ」と表記せずに「クリエーティブ」と書きます)

もちろん、わたくしは広告業界を志望する人すべてが「広告が好き」であって欲しいと思っています。クリエーティブこそ、わたくしたちの仕事の最終的なアウ トプットであり「クリエーティブ志向(こころざすこと。意向。指向。)=creativity:創造力、独創力」がなければ、営業であれマーケであれ、 媒体担当であれ務まらないと考えるからです。さらに言えば、総務・経理・人事といったいわゆる「総本社部門」に働く人であっても、広告に興味と関心がない 人が向いているとは思いません。もちろん人事異動もありますしね。(「広告業界の職種」参照のこと)

いっぽう「志望」というのは、まさに“こうなりたい、こうしたいと望むこと。こころざし。希望。”のことですから、ここで求められるのは「意欲」と「能力」そのものです。しかも、アート職(グラフィックのデザイナー)以外は美大卒である必要もないのです。そして普通は、クリエーティブ部門に配属するかどうかは会社の人事が決めるものであり、制作会社ではない総合広告会社のクリエーティブ部門で働きたかったら、まずその会社に入社するしかない、のです。それが基本です。

ゲーテが「できない理由は、3つある」と書いています。

なすべきことを欲しはするが、その能力がない。
なすべきことをなし得るが、意欲がない。
欲し、かつ なし得るが、何をすべきかを知らない。

人の能力というのは、さほど違いがあるものではありません。もちろん「天賦の才能」を持つ人は存在しますが、多くはみな普通の人です。特に「企業に就職して働こう」という者が天才であるはずがないではありませんか。

「何をすべきか」は学べばいいことです。そして「意欲」とはもちろん“物事を積極的にしようとする意志・気持ち。”のことですから、採用担当者や面接官が「最初はとりあえず営業で広告のことを知って、いつかはクリエーティブになりたい+ですwなんて書いたり言ったりする人に、積極性や意欲を感じると思いますか?

| | Comments (0)

志望動機と、“きっかけ”は違う。(再々)

11/18(日)開催『マスコミ就職フォーラム2009』の募集が始まりました。
「広告業界就職フォーラム 自治会掲示板」でも様々なイベントが告知されています。常々チェックしてくださいね。

さて本題。過去のエントリーを読むのはブログという形式上、面倒なこともあるので適宜「人気の高い(自画自賛^^)」エントリーを再放送していきたいと思います。2006.11.05初出、2007.02.09加筆修正なので、3回目。半年に1回アップしてますね(笑)

----- Original Message -----

「動機」を辞書で引けば、 “人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的。” とあり、「きっかけ」とは、 “物事を始めるための手がかりや機会。また、物事が始まる原因や動機。” となっています。

もう少し詳しく見てみましょう。「原因」とは “ある物事や状態を引き起こしたもとになった事・出来事。” ですから、「きっかけ」に近いと言えますが、わたくしは就活における「動機」というのは、むしろ「理由」を語るべきだと考えています。

それはつまり、“なぜそうなったかという筋道。また、なぜそうするかという根拠。わけ。事情。” のことです(すべて、三省堂提供「大辞林 第二版」goo辞書から) 。

たとえば志望動機を問われて、「わたしが小さい頃いじめにあった時、AC(公共広告機構)の『いじめをなくそう』キャンペーンのCMを見て、広告の “人を勇気づける力”を知りました。ですから私も、世の中を変えるメッセージをつくりたいと思っています」と答える学生さんは少なくありません(「いじめ」については、こちら。「AC」については、ひとつのエントリーをご参照)。

それでは短絡的過ぎるのです。たしかに「きっかけ」はそうかも知れません。しかし、そこから自分がどう考え行動してきたか、“なぜそうなったかという筋道。” “なぜそうするかという根拠。”を自分の言葉で話せなければダメなんです。

ひとこと「考えが足りない」と言われても仕方ありませんね。 それでは、どう考えればいいのでしょうか。先の例は突っ込みどころ満載なので、後ろから指摘すると、「メッセージをつくりたいと思っています」に関しては、どうしてCMプランナーになりたいのか。その業務内容を知っているのか、覚悟はあるのか。そのための努力しているのか。ということを、説得力を持って説明できなければなりませんし、

「広告の“人を勇気づける力”」は、そもそも何のために鍛えられてきたのか。公共広告と通常の広告とは、どう違うのか。どこが同じなのか。──そういった洞察と考察がなければ、それは単なるあなたの「願望」にしか過ぎません。

採用する側が聞きたいのは、入りたい“きっかけ”ではなくて、あなたが「どれくらい広告業界に入りたい」と考えているか(という意欲)と、その“理由”をきちんとプレゼンテーションできる(能力がある)か、ということなのです。

| | Comments (1)

ACの2007年度全国キャンペーンがスタート

毎年「7月から」なので、すでにたくさんの方がご覧になったかと思います。
12_3
dentsu online「電通報」(8/27号)から

公共広告機構(AC)の2007年度全国キャンペーンが7月からスタートした。テーマは「親子のコミュニケーション」と「身近な環境対策」。「支援」「地域」キャンペーンも同時に始まり、行動に結び付くメッセージを発信している。

全国キャンペーンが、2つ。「支援」キャンペーンは9テーマ、「地域」キャンペーンが、北海道・東北・東京・名古屋・大阪・中四国・九州・沖縄の8エリア。堂々たる大キャンペーンですね。

ですから「印象に残った広告は?」と問われて「ACの広告です」と答えることの陳腐さ、というか「それを言ったり述べたりすることが、いかに面接や採用の担当者の印象に残らないか(笑)」を考えていただきたいものです。

全く個人的に、あるNPOの「支援キャンペーン」採用のための提案活動のアドバイスをしていますが、なかなか応募が多く枠が限られているので結構大変です。「そろそろ来年あたりは」と予測(願望)しているところです。

ちなみに「公共広告機構のコマーシャルは賛助会員によって放送枠を無償で提供されており、広告自体も広告代理店などの加盟企業がコンペティション形式で制作して(Wikipediaから)」いますが、「支援キャンペーン」の制作費(実費分)はその団体が負担しなければなりません。

(ご参考)広告労協 『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: リンク(6)AC:公共広告機構

| | Comments (0)