コトバ

クリエーティブの職種。

以前ご紹介した『ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね) 』というブログで「クリエイティブディレクターって、なんぞえ?」というエントリーが、クリエーティブ志望の皆さんに参考になると思いましてpostいたます。

広告制作チームというのは、クリエイティブディレクター(CD)、アートディレクター(AD)、コピーライター(C)の3人がワンセット。外資系では、このワンセットでCMもグラフィックも作ります。これに日本独自の職種として、CMをつくる場合には、CMプランナー(PL)が入ります。知らない人も多いかと思いますが、欧米にはCMプランナーという職種はありません。

ちなみに、アートディレクターは、なぜデザイナーではなくディレクターという名称かというと、アートの分野は、印刷やら写真やら、職種の本質がディレクションワークだから。アートの仕事は多岐にわたり、やることも多いから、アートディレクターの下にデザイナー(D)がいることが多いですね。

つまり日本の広告会社のCDというのは、アートディレクター(AD)、コピーライター(C)、CMプランナー(PL)出身の3タイプがいます。コピーからプランナーというケースや、ADからCDというケースはありますが、コピーからADとか、その逆は通常ありません。

広告労協Fさんの書かれた広告業界の職種にもあるように、

デザイナー(AD)は美術関係の学校卒がほとんどであるが、コピーライターやプランナーはその必要はなく、要は才能次第である。

したがって、広告会社でコピーやプランナーになるのは、営業や媒体、マーケやSPなどと一緒に採用されてから適性を見て配属されるのが普通ですから、クリエーティブ部門に配属するかどうかは会社の人事が決めるもので、制作会社ではない総合広告会社のクリエーティブ部門で働きたかったら、まずその会社に入社するしかない、のです。

(相変わらずリンク大杉ですが)最後に、電通グループでは「クリエーティブ」と表記する。もご参考までに。

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「いっかげつ」の“か”は、どの“か”が正しい?

栄光の労協04生の一人、freekさんからタレコミがありましたので思わずアップ。エキサイトニュースがこんなバカなこと書いており。

パソコンや携帯で「いっかげつ」を漢字に変換するとき、みなさんは次のどれを選びますか?

「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1ケ月」「1ヶ月」「1箇月」「1個月」

変換して出てきたのは7種類。周りに聞くと人それぞれで、「なんとなく1ヶ月にしてると思う」「あまり考えてない」「漢字は硬いからひらがなかカタカナ」などなど。
そんな中、多かったのが「そのときによる」っていう意見。今回の場合は「1カ月」だけど、場所のときは「1ヶ所」の方を使うとか、つまり「雰囲気でなんとなく使い分けている」というもの。確かに僕も、なんとなく変えてる気がする。

あのねえ。「霞ヶ関」は固有名詞だから「ヶ」なんだよ。「ひばりヶ丘」だってそう。しかも国立国語研究所にインタビューして「役所が出す公用文では、算用数字のあとはひらがなの“か”、漢数字のあとは漢字の“箇”を用いていますよ。」なんて書いちゃってからに。(「ヶ」を推奨していないのはよしとしようw)なんども書いているように、

「ケ」はカタカナの「ケ」ではなく、漢字の「箇(カ)」の略体「个」または「箇」のタケカンムリの一つを採ったものが符号的に用いられてきたものです。し たがって、戦後の公用文や教科書などでは「ケ」を使わず、「か」を大きく書くことで統一されており、新聞では「カ」を使っている社もありますが、放送では 固有名詞を除いて、平仮名の「か」を採っています

戦前に戻してどうする?(苦笑)
わたくしは、見た目のバランスもあって、所属している会社の表記「ヵ月」を使用することが多いのですが、箇月はないっしょ。まったくもう、いい加減にしてくれ給へ>イチカワ君。

(追記)意外に思われるかもしれませんが、わたくしは「言葉は変わる」ということ自体については寛容なんです、実は。言葉を使うのは人であり、時代によって人は変わっていくものだからです。実際古文はほとんど分かりませんし、漢文だって苦手です。詩人の荒川洋治さんの話を聞いて(2007年11月20日放送分「むずかしい読み方」)へー、と感心してしまうくらいですから。ただ、この「か月」問題について厳しくいうのは、言葉が「箇月」や「ヶ月」という方向に退化しているからなんですね。その原因がPCの日本語変換ソフトであるのがいかにも皮肉でありますな。

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敬称は難しい

まずは『気になることば』10月31日(水)放送分「はがきのあて名 何を使う?」から

一般的に「様」は“男女や目上目下を問わず、広く使われる敬称”ですが、「殿」は“主に男性が、同僚や目下にあてる場合に使う”とされています。元々は「殿」は、敬意の高いことばだったのですが、室町時代「様」の登場によって、敬意が下がっていったのです。しかし、役所や会社の公用文では「殿」が使われることが多くあります。明治以来の慣例で、公と私の区別を明確にするためや、「教育委員会殿」など機関名や役職名の後につけてもおかしくない、という理由からのようです。

もうひとつ、

会社や団体名の後に書く「御中」。これは特定の人ではなく、その会社や団体に所属している誰かに読んでもらいたい時に使うものです。一方、「気付」は英語の「care of(c/o)」の和訳で、「○○ホテル気付 △△様」といったように、相手の本来の住所ではないところを経由する場合に使う、という違いがあります。

この2つは社会人の常識として知っておいて欲しいですね。
話は変わって。「 様」に関して、常々「変だな~」と感じていたことが先日新聞に掲載されていたので、ご紹介しましょう。
天野祐吉『CM天気図』朝日新聞(2007/10/16 朝刊)「生き様にこだわる?」から

「死に様」とは言っても、「生き様」なんて昔は言わなかった。「死に様」というのは、その「ざま」が「ざまあみろ」の「ざま」であるように、あまりホメられた死に方ではないときに使うのがふつうである。が、どうも「生き様」のほうは、カッコいい生き方みたいなイメージに使われることが多いようで、自分で自分に酔っているようなひとりよがりな美意識が、どうも好きになれない。

そうなんですよー。わたくしは、これを「一億総〝長渕剛〟化」現象と名付けました(笑)
暑苦しいったらありゃしない。Buti
ところが、わたくしが独自に調査したところ、
世間一般はかなり違う受け止め方をしていることが分かり、
さらにショック。


結構、ビックリしました。
やはり「言葉は変わっていくもの」なんですね~
良くも悪くも。

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「ボジョレー・ヌーボー」の表記いろいろ

昨年アップしたエントリーを加筆修正。

今年の解禁日は、11月15日(木)です。
昨年の研究(笑)で分かったことは、

「ボージョレ」or「ボジョレー」×「・(中黒)」or「半角空き」×「ヌーボー」or「ヌーヴォー」or「ヌーヴォ」、ですから可能性としては計12種の組合せがある

つまり図にすると、こう

2006  なっていたのですが、

表記に関して、昨年から大きく変更になった点が2つあり、

1)キリンがメルシャンを買収して「キリンのワイン」というものがなくなり「メルシャン・ワイン」に統合されたこと。
⇒よって表記は、キリンの「ボージョレ ヌーヴォー」が無くなり、メルシャン方式の「ボージョレ・ヌーヴォー」一つに。
2)アサヒビールの表記が「ボージョレ・ヌーヴォ」から(なぜか)「ボージョレ・ヌーヴォー」に変更。

したがって、こう変わりました。

2007

計8種の組合せです。それぞれを、(1)と(2)で表記してみます。

1-1-1、という本エントリーの表記のほか、
1-1-2、というウィキペディア表記。その他メーカーごとに
2-1-1、という「サッポロビール」
1-2-2、の「サントリー」
2-1-2、になった「メルシャン」(キリン)と「アサヒ」の5種類ほどを現在確認済みです。

※1-2-1、2-2-1、2-2-2の例があったら教えてくださいね。

そういった豆知識を覚える必要は全然なくて、わたくしが強調したかったことは(繰り返し述べているように)「名前は大事だよ、よく気をつけてね」ということです。

ささいな違いだと思われるかも知れませんが、実はこれが極めて重要なポイントなのです。つまり仮にサントリーの担当者が「ボージョレ・ヌーボー」と言ったり書いたりしてはいけませんし、そもそも広告原稿だったら「誤植」となってしまします。

わたくしが細かい表記こだわるのはそういった根拠があるからです。このディテールを重要視しない(できない)人は広告(マーティング)業界に向いていない、と言わざるを得ません。

ということです。コメントにも書きましたが、この件に関する「とおりすがりの業界人」氏の言葉、

広告表現で、名前を間違わないようにするのは、広告(制作)会社の義務。
マスコミで取り上げられる際に、正しく表記してもらうよう働きかけるのが、PR会社の使命。

というのも見事な定義だと思います。

ちなみに報道のルールについては、さっくー05氏にコメントしていただいています。

元新聞記者の方とお話しする機会がありましたので、横文字を利用する際のルールを伺いました。
横文字を使う場合、
・商標登録されているものはその言葉を採用。
・その他は、まずは記者の判断、時期を見て新聞社独自で決定する。

つまり、一般的な用語となる前は同じ新聞内でもバラバラ。そして、一般的用語と決定した後は統一する。との事でした。

(ご参考:今年の各社webサイトほか)
サッポロのワイン|ワインの知識箱~ボージョレ・ヌーボーってなに?
製品ラインナップ ボジョレーヌーヴォー2007 - ワインスクエア|サントリー
メルシャン_ボージョレ・ヌーヴォー2007

ワイン総合サイト asahiwine.com | ボージョレ・ヌーヴォー | アサヒビール
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ- 2007 | セブン-イレブン・ジャパン
Beaujolais の日本語表記について(ボジョレー - Wikipedia)

※ちなみに「本エントリーの表記」は、某広告会社の社内表記なのでした~

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「おかしいです」は、おかしい「です」。(完結編?)

まとめてみます。

1)エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましい
2)ただ「です・ます」体で書くにはある程度の文章能力(特に語彙)が要求されるので、下手に「です・ます」体で書くよりも「だ・である」体の方がまし、という意見もある。
3)いずれにしても、一番重要なことは言うまでもなく「内容」。その次が、文章の表現力。
4)後者のためには、とにかく書くこと。そして推敲すること。自分が上手いと思うお手本をみつけること。日頃からの言葉遣いに気をつけること。

「たいへん美味しかったです」より「とても美味しかった」でOK。「たいへん美味しゅうございました」という必要はない(当たり前)。よりベターな表現としては(たとえば)「たいへん美味しい食事でした」。これを「たいへん美味しかったと思います」というのは、どうかと(笑)

「先日のイベントはたいへん素晴らしかったです。ありがとうございます!」ではなくて(それでも感謝の気持ちは伝わりますけどね)、「先日は素晴らしいイベントを紹介していただき、ありがとうございました。」の方が、オトナ語として優秀な感じがするでしょ?

「です・ます」は、(基本的に)名詞のあとにつく言葉である、ということを知っておくだけで随分表現に厚味が出てくるもの(なの)です(よ)、と。いやあ、ほんとうに日本語って奥が深い(の)です(ね)。←口語の場合でも(かっこ)のどちらかを入れたりすると効果的です。ではまた。(しつこい?)

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○行きたい国は「タイです」。×タイに行き「たいです」。○好きな魚は「鯛です」。×鯛を食べ「たいです」。『です・ます』体でESを書くのは、本当に難しい(の)です(ね)。とw

かつて同様のエントリーをアップしたとき、尊敬する大先輩に「某公共放送への就職を目指すヒトのためのガイダンスみたい」とコメントされてちょっと凹んだこともあるんですが、やっぱり気になるテーマなので再度挑戦してみたく。

タイトルの「○と×」厳密に言えば「×」ではないんですね。先に(下記リンク参照)述べたように、

Q.「楽しいです」「大きいです」という言い方には、やや違和感を持ちますが、正しいのでしょうか?
A.この言い方は現在では認められています。

【解説】
「楽しい」「美しい」「やさしい」といったいわゆる形容詞には、かつては「です」を付けることはありませんでした。ていねいに言うときは、「楽しゅうございます」「美しゅうございます」という言い方がありましたが、日常語ではあまりにも大げさです。そこで、形容詞に単に「です」を付ける簡単な言い方が登場しました。
 昭和27年に国語審議会がまとめた「これからの敬語」では、「大きいです」「小さいです」などの言い方は、平明簡素な形として認めてよい、という答申が出 されています。そこで現在では、一応標準的な言い方となっていますが、歴史が浅いだけに年配の人の中にはまだ違和感を持つ人もいるわけです。
NHK放送文化研究所から

この記事も10年以上も前に書かれたものです。しかし、とおりすがりにの業界人さんにコメントいただいたように(下記参照)、やはり「クリエーティブな仕事をしたいです」と書くのは読む相手に稚拙な印象を与えることがある、ということを知って欲しいと思います。

私のコラムにこんな裏づけがあったんですねー。参考になりました。
 このおかしい「です」コラムは、例えばビジネス文書で「このプロジェクトを推進したいです」といった文章を私がかつて見たことがないこと、またもし もそういう文章があった場合社長クラスの年齢がどう思うか、ということも念頭においています。「楽しゅうございます」に代えろというのもありえませんの で、やはり書き言葉で形容詞+「です」は「避けたい」と言うしかないようです。

問題は、ではどう書けばいいのかということです。とおり氏は「思います」を推奨しているのですが、実はこれがまた曲者なんですね。「僕は君と結婚したいです」は幼稚な言い方だからと行って「ボ ボクはキミと結婚したいと 思います」じゃあ弱いでしょう?

「思う」より「考える」を使うという手もありますが、しかしそればっかりだと──「僕は君と結婚したいと考えています」──お前誰? って感じですよね(笑)

例えが悪いので場面を変更しますが(ここでの正解は「労協カフェテリア」で!w)、口語の場合は簡単です。「どうしても僕は君と結婚したいのです」「やはり僕は君と結婚したいですね」みたいな。要するに、言葉をよく選んで考えて書いてくださいね、ということに尽きます。コトバを商売の基本にしている業界なんですから。

エントリーシートの文章は多くの場合「だ・である」体ではなく「です・ます」体が望ましいと、私を含めた複数の広告労協スタッフは共通見解を持っています。エントリーシートは目上・先輩が見ることが確実な書類であり、丁寧な文体のほう印象がいいのは当然のことです。

というアドバイスに対して「字数制限のあるESでは『だ・である』の方が短く書ける」という声をいただいたこともあります。かといって、その文章の内容が充実したものだったかどうかは(以下略^^;)
しかし一方、先日いただいた労協生(女性)の文章が『だ・である』体だったのに、これが非常にいい出来で感心したことも事実です。ジェンダー的には不適切な発言ですが、逆に男性が上手に「です・ます」体を使っていると印象的かもしれませんね。

大事なことは「内容」です。という身も蓋もないエントリーとなってしまいましたが、正直に告白しますと、このブログでわたくしが意識的に丁寧な言葉遣いを心がけているのも、いつか国連職員の春具(はる えれ)さんのように文章が書けたらいいな、という練習のためなのですよ実は。わっはっは。

(参照)
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(3)「すごい」も「です」も名詞専用です。(本来は)
広告業界就職ノススメ。: 「おかしいです」は、おかしい「です」。
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 模擬面接(1)大人は『ぼく』と言わない
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: ES練習帳(4)エントリーシートを最初に読む人は?
『広告業界就職フォーラム』挨拶専用ブログ: 「プラトンの洞窟」

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“advertisement”と“propaganda”の違い

昨日に続いて戦時下での広告の話をします。

アド・ミュージアムには展示されていませんでしたが、戦意高揚のためのスローガンというものが(どの戦争でもそうですが)ありました。

たとえば、“贅沢は、敵だ。” とか。

ところが、貼られたそのポスターにこんな落書きがされたそうです。正確には落書きではなくて、1字付け加えただけ。「敵」の前に「素」を入れて、

“贅沢は、敵だ。” なんという素敵なコピーセンス(笑)

もうひとつ。“足りぬ足りぬは、工夫が足りぬ。”

これには、付け加えるのではなく、1字「工夫」の「工」に×を上書きして、

“足りぬ足りぬは、が足りぬ。”

愛する者を奪われた女性の哀しみさえ伝わってきますよね。

和英辞典で「宣伝」を引くと、3つ出てきます。 (goo辞書)

publicity; 《商品などの広告》advertisement; 《政府などによる》propaganda.

(publicity についてのエントリーは、またあらためて立てたいと思います)戦意高揚のポスターが“propaganda”で、落書きのほうは庶民の手による“advertisement”だといえるでしょう。

“advertise”とは、もともとラテン語の「advertere:注意を向ける」を語源としていて(ランダムハウス英和大辞典)、“propaganda”は「(主義の)宣伝, 布教活動(goo辞書)」のことです。

やはり「広告」というのは、多様性の高いさまざまな物やサービスの中から、その特長を掴み取り、振り向かせるための「選択に必要不可欠な情報」であって欲しいし、そのためには平和な時代が維持されていることが大前提なのだと思います。

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「ください」と「下さい」の正しい使い分け。

 こんばんは、挨拶専用85です。
 標記の件ですが、個人的には「ください」を「下さい」と書くのは好きではないので、わたくしは普通「~ください」を採用しております。

 ところが。
「『ください』と『下さい』を SuperHT で 正しく使い分け」というwebサイトを発見いたしまして、目から鱗でしたのでちょっとご紹介。つまり、

「ください」が動詞、すなわち英語の give にあたる場合は「下さい」と漢字を使い、補助動詞、すなわち英語のpleaseにあたる場合は「ください」とひらがなにするのが正しい表記であることが分かる。

 なるほど、そうだったのかと。言い換えると、
「校長先生が直々に表彰状を“下さった”。」
「あの先生はとても親切に教えて“くださる”。」
 物理的な「モノ」と、行為に関する「コト」の差と言えるかも知れません。
 このように使うのですね、本来は。

 このサイトは、用語集超活用の「SuperHT3」というソフトの開発者、貝島良太さんです。(某日立製作所関連のベンダーだから「HT」なんですねー)

二カ国語における用語と訳語の表現の統一、引かなくても良い辞書、飛び込んでくる用語集などを開発の主目的として作られた用語集超活用ソフトSuperHTであるが、最近用字用語の統一にも利用され始めている。

 すごいですねえ。
 しかし、こういうことを書いているとわたくしの尊敬する先生に「某人民放送局の職員みたいな細かいことを言うんじゃない!」と叱られてしまいそうですなんですけれど。
 ほら、よく「神は細部に宿る」と言うではありませんか。インターネット時代では些細な誤植も直ちに修正できますけれど、広告のコピーライティングにも神はいるのだと常々わたくしは感じています。ニュアンス(わずかな差異)で印象が変わるということは少なくないのですから。

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NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」3/27 スペシャル:映画を創る ~宮崎 駿・創作の秘密~を見たよ

スペシャル(2007年3月27日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

宮崎駿ってクリエーティブだなあ、と思ったコトバ。インタビュアーが「これだけ名声があるのに、どうして映画をつくりつづけるのか?」と聞いたとき、「名声なんかない」と即座に否定し、たたみかけるようにこう言ったのです。

あなたが何故アナウンサーなのか、というのと同じこと。それによって自分が存在しているからですよ。だから、今どうであるかが大事なんですよ。かつて何をつくったかはどうでもいいことなんです。終わっちゃったことなんだから。直せるわけでもないし直したいとも思わない。そのときはそうだった。今は違いますよ。

わたくしが尊敬するクリエーティブディレクターもよく同じことを言います。過去のことは興味がない。これから自分がつくるものに関心があるんだ、と。賞を取ると、クライアントから評価され、仕事がやりやすくなる、といったメリットはもちろんあります。でも、自分の作品に無頓着なクリエーティブも意外といるんですよ。かっこいいですね~

広告というのは常に新しいもので、他人の興味と関心を獲得することがその存在価値なのだと。専門誌や業界紙で取り上げられてたときには既にそれらは過去のもので、それらをチェックするのは自分のアイデアが使われていないかどうかを確認するためだと。

ちょっと次元は違いますが、広告業界志望の方にも同じようなことを言っておきたいと思います。「広告批評」や「宣伝会議」を見るのもいいでしょう。でもいちばん大事なことは、今実際に広告されている作品をチェックすることです。その上で、専門誌や業界紙を見て情報を補完するのです。でないと単なる広告フェチになってしまいますよと。毎日の新聞を、ラジオやテレビを、街や交通機関での広告を、いろんな雑誌やネットのページを「リアル」にチェックしてください。すべてはそこから始まると思うのです。

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近畿と関西 どう違う?

いよいよ来週の日曜は、広告業界就職フォーラム【大阪会場】。その前日の土曜には『関西地区模擬面接会』が開催されます。模擬面接会場は、関西大学千里山キャンパスです。

そこで、ふと考えたのでした。「近畿」と「関西」ってどう違うんだろう? と。ちょうど「気になることば」(1/17放送分)で解説がありました。

辞書には、「近畿=京都・大阪・兵庫・奈良・和歌 山・滋賀・三重の2府5県からなる地域」と記載しているものがあります。しかし、気象庁や放送、また高校野球の近畿ブロックなどでは、三重県を含まない2 府4県を「近畿」としていたり、官庁や企業などでは、三重県ではなく福井県を含めている場合などあるようです。ただ、それぞれ含まれる県は違っても、県単 位で区分されるのが「近畿」のようです。一方の「関西」は、先ほどと同じ辞書にも「関西=京都・大阪・神戸を中心とする一帯、京阪神地方」とありました。 つまり、具体的な県ではなく周辺地域をさしていて、また近畿と比べると関西の方が、狭いイメージのようです。

近畿地方 - Wikipediaにも、

○近畿が正式名称・雅称であるのに対して、関西は俗称。
○傾向としては、行政機関では「近畿」、
 鉄道・旅行業界では「関西」の名称を使う事が多い。

とあります。また、近畿に対応する言葉は「首都圏」でしょうか。名古屋を中心とする中部も「東海」という言い方があり、また東日本・西日本の境目は? という話も色々な説があって面白いですね。

ちなみに、広告会社によって支社の呼び方にも「関西支社・中部支社」という場合もあれば「大阪支社・名古屋支社」と様々です。一時期、地方の支社を「分社化」することが流行りましたが、今はまたそれを統合・合併したり、当の社員ですら正確に把握していないことさえあります。

確かに広告業界、わが国のマスコミは東京に集中しすぎていて、シェアが高いのは事実です。しかし「日本=東京」ではないことは常に認識しておかなければなりません。マーケティングを考えるときには特に重要です。

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