ブログ『広告業界就職ノスススメ。』再放送

あなたの苗字は何番目?

常々申し上げていることですが、固有名詞とくに名前は極めて重要です。そもそも「広告」というものが「振り向かせる」=「多様な選択肢の中から、たった一つに注目し、覚えてもらい、買ってもらう」ことを目的としているのですから。差別化をするための第一歩が「名前」=「ブランド」と言ってもいいでしょう。

考えて見てください。自分の名前を間違えられたときほど不愉快なことはありませんよね? わたくしの姓は「△原(△ハラ)」と読みますが、たまにこれを「△バラさん」と呼ぶ人がいて困った(嫌な気がした)ことがあります。

もうひとつ、ESや面接において先ず重要なことは「相手に覚えてもらう」「印象に残す」ということです。何といってもライバルは多いのですから。ここで間違えやすいのは、選挙演説と違って連呼型のPRはマイナスだということです。相手は既にあなたに注目しています。無関心な浮動層に訴える選挙候補者とは違います。

その意味で、珍しい名前や読み方というのは逆に「チャンス」だと言えるかもしれません。実際08生で非常に珍しい苗字の労協生がいて、自己PRのネタとして使ってみたら? とアドヴァイスしたことがあります。そのときのポイントは由緒正しい姓であり、その希少性をアピールすること。さらにメディアと関係がある部首があったので、読み方と合わせて上手く説明するヒントを教えてあげました。

さらにヒントを言えば、すごくシンプルな姓(田中さんとか、鈴木さんとか)でも、下の名前の由来とか読みとかを(ちゃんと親に確認するようにネ)絡めていうと意外と印象に残るものです。例えば「二郎と言う名ですが次男ではありません」とか「5人兄弟の五男なので五郎です(笑)」なんとなく、背景に「家族」が感じられたりして、楽しいじゃありませんか。

日本の苗字7000傑というサイトがあります。 

日本の苗字の数は、いったいどのくらいあるのだろうか?   平成九年(1997年)発行の「日本苗字大辞典」によれば291,129件とされている。  また、苗字は数え方によっても異なる。 読み方の異なるものをそれぞれ1件とする場合、 字体の異なり(斎藤、斉藤、齊藤、齋藤)をそれぞれ1件とする数え方などがある。  約30万件近い苗字だが、7000傑の苗字で全人口の約96%強をカバーしている。───→  自家の苗字は稀有なものと思われるむきが多いが、意外と多くの同苗字の人口がある。

ぜひ、ご参考に。(これを皆が真似すると困りますがw)
あと3つ、大事なことを述べておきます。

1)まず、名乗る。 この重要性は言葉に尽くせません。

2)名前と日付のない文書は、ただのメモ。

3)人の名前を(で)バカにしてはいけません。

これは説明が必要でしょう。すごく具体的で申し訳ないのですが、例えば「御手洗(みたらい)さん:ちなみに大分県に多い姓です」という方に対して「便所君」と呼びかけるのは、失礼極まりない言い方ですよね。何故なら、それは努力とか成長によって変えることのできないことだからです。個人の尊厳とは「人はそれぞれ努力することによって成長し、社会全体にとって貢献できる可能性がある存在だ」という近代民主主義が勝ち取ってきた原理原則のことです。

差別というのは、個人の努力や成長によっても変えられない事実。男であるとか女であるとか、白人だとか黒人だとか、生まれた地域の特性とか、本人が選択の余地のないことを持って、その個人の可能性を排除するところにあるのです。

ファンタジーにおいても「真の名」とか「名付け」ということが、物語の重要なテーマになっていることも同じ理由なんですね。自分の「真の名」は(たとえ同姓同名であっても)名付けた人の思いとか、その血族が引き継いできた運命とかを含めて「ユニーク=この世の中でたった一つ」のものだからです。

もっとも、netにおけるニックネームというのは自分で付けられる(作家のペンネームと同様に)貴重な機会です。09生におかれましても、HN命名というのはそのクリエーティビティを発揮する最初のチャンスだと思いますよ。くれぐれも後悔しないような名付けを期待しています~

 

| | Comments (0)

「はてなアンテナ」を知っていますか?

こんばんは、挨拶専用85です。きょう、ご紹介するのは、
はてなアンテナ - 広告業界就職フォーラム 広告会社HP更新情報』です。
今は「RSSリーダー」などもありますが、対応していないwebサイトもまだ多くありますし、そもそも「就職したい会社の情報を知りたい」ということであればデザインも含めてチェックするのがコミュニケーションに関わる職場を目指す者の心得というものです。
西村ひろゆきちゃんも「RSSリーダーなんか、劣化したブラウザだ」なんて、ゆってますしね~w

もう一つ。これに関して、オススメしたいことは「自分の『はてなアンテナ』をつくること」です。いわゆるオンラインブックマークの一つですけれど、更新順にチェックできるのは大変重宝するところであります。(なんでケロロ調^^)

ではまた。

| | Comments (0)

最も重要なのは──

恥ずかしながら18歳の頃から30歳ぐらいまで(学生時代は“ほぼ”毎日)日記をつけていたことがあり、日常のこと以外に、読んだ本の感想とか、先哲の言葉を引いていたりしました。やってることが全然進歩してないじゃないかと。オフラインからオンラインになっただけ(笑)

で。先日、本棚の整理をしていましたら古いノートが出てきました。まだ引用のルールも知らない頃で出典が今となっては分からないのです(たぶん能力開発に関する本だと記憶しています)が、若気の至りということでお許しを。では、いきます。

「態度・価値観」の側面で最も重要なのは〝志の高さ〟を持つことである。いいかえると、自分の人生において社会との関係の中で、実現したい何らかの目標があるということである。目標を持つことによってはじめて、それと現実とのギャップが認識でき、問題意識が高まるのである。また、目標の存在によって、それを実現しようとする気概(やる気)も生まれてくる。人の能力には、基本的には、それほど大した差があるわけではないから、結局のところ人生の勝負は、志の高さとやる気を土台にして、地道に目標の実現に向かって努力するかどうかにかかってくるであろう。

芥川龍之介が『朱儒の言葉』の中で〝運命はその人の性格に中にある〟と言っているのも、多分、同じことを意味しているのだと思う。志の高さについて関わる今一つ味わい深い言葉を紹介しておこう。それは福澤諭吉が『學問ノスヽメ』の中で書いている〝独立の気力なき者は必ず人に依頼す。人に依頼する者は必ず人を恐る。人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり〟という一節である。我々は、この気持ちを忘れず、志を高く持って目標の実現に邁進したいものである。

なぜこれを思い出したかというと、広告業界就職ノススメ。: 内定者体験記を読んだからです。07生も自治会ブログに書いていますしね。(こちらもご参照ください。)

| | Comments (0)

エントリーシートに模範解答はない。

では『──ススメ。』つながりでもう1つ。

名作「エントリーシートは、期末試験ではない。」というコラムはあまりにも有名ですが、
ここの部分──

人事幹部や役員との面接の場で、どう自分が会社に貢献できるかを説得し、相手に納得してもらうかを、徹底的に追求する。これだけが、内定し、それだけでな く実際に仕事で活躍するために、あなたがしなけらばならないことです。徹底的に考え、自分なりの結論を得たのなら、エントリーシートはその一部分として必 ず簡単に書けます。

と、言われてもそう簡単には書けませんよね~w
しかし、さすがはとおりさん、ちゃんとアドバイスもしてくれています。

「添削」と、「ダメ出し」。から

ESで大事なことは「何を言うか」と「どう言うか」です。これは広告業界の重要な機能であるマーケティング(what to say)とクリエーティブ(how to say)を自分自身で一気通貫してみる疑似体験だと言えます。

とここまで書いてくれているのに、なかなかESを送ってない労協生の積極性の低さに失望したことは少なくありません。本ブログの左側「About」から「メールアドレス: メール送信」で簡単に送れますし、フォーラムや模擬面接でもせっかく名刺を渡してもメールがくることはそう多くないし、チャットやmixiでも「メールしてもいいですか」「マイミク申請してもいいですか?」といちいち聞いてくる。   

   いいって、言って(書いて)るやんけ(笑)

そもそも、そういった積極性や(あるイミでの)ずうずうしさはゼッタイにこの業界には必要です。もちろん社会人や年上の者に対する礼儀を欠いてはいけませんが。

では何故「エントリーシートに模範解答はない」かというと、それはもちろん上記にあるように、「何を言うか」とは「あなた自身」のことを書かなければならないからです。あなたは世界に一人しかいませんよね? 「どう言うか」については、何度も推敲し、誰が読んでも分かるように何度でも書き直すことです。拙ブログ「ES練習帳(4)エントリーシートを最初に読む人は?」も参照してくださいね。ではまた。

| | Comments (0)

固定電話などを利用した経験がほとんどない若者たち

こんばんは。(書いてる時間は、どうでもいですけど──名前が挨拶専用ですから~^^)
さてそもそもこのブログを始めたキッカケは、書籍化もされたブログ『広告業界就職ノススメ。』の毎日更新が“いったん”止まったこともあり、その替わりというのもおこがましいのですが、SEO的にも「広告労協『広告業界就職フォーラム』」というワードのランク上げを狙ってのことです。(意外と戦略的でしょ?)

先のエントリーつながりで、こんな記事が>「FPN-今どきの若者」
しかし、ですよ。そんなことは、とうの昔にとおり氏が指摘しておるわけです。
ほれ↓

>広告業界就職ノススメ。: まず、名乗る。

>広告業界就職ノススメ。: 携帯で、名乗る。

別にわたくしがジマンしてもしょうがないんですが、ブログには過去記事の閲覧がしづらいという欠点があるので、こうやって時宜に応じて発掘・リマインドするのが本ブログの目的の一つなのですね。ではまた。(ああそうそう。『ススメ。』復活の噂もありますよ、ご期待くださいね~)

| | Comments (0)

良いESの書き方、より大切なこと。

今日は、2つのエントリーをご紹介しますが、社会に「正解」はない。のですから、決して鵜呑みにしないようにしてくださいね。(参照 》 セカンドオピニオン。OB・OG訪問

他人の不幸は蜜の味: 僕の考える「良い履歴書の書き方」から

・で、いつも思うんですが学生さんの自己アピールは本当にダメですね。・「サークルでリーダーを」とか「アルバイト先で仕事に工夫を」とかね、正直言ってちゃんちゃらおかしいんですよ。・10人中、まず9人はそういうことを履歴書に書き、話しますね。何を考えてるんだろうか?と思いますよ。・就職活動というのは、基本的に「他者より秀でた自分をアピールする活動」なんです。そういう場において、他者と同じ話をしている人間というのは、トロく眠たい存在だと思う。

一方、このへんを軽くクリアしている労協生も実は結構います。「広告業界志望の学生は比較的コミュニケーション能力が高い」と指摘する就職アドバイザーの話も聞いたことがあります。

・とりあえず、ホームページくらいは見てから来いよ。・正直、予備知識を持たずになんとなく面接に来る学生が多すぎます。勘弁してください。・面接官は、履歴書を見ながら質問してきます。面接参加前にもう一度履歴書を見直し、どんな質問が来るか予想し、どう答えるかを考えておきましょう。・あと、面接・質疑応答でのマニュアル通りの質問は減点対象です。「御社の強みと弱みを教えてください」なんて質問する学生はバカに見えてしまいます。

これも厳しい意見ですが、模擬面接をしていますと、ほぼ同感ですね。(特に最後)

では、もうひとつ。finalventの日記 - 履歴書のことから

一つは、履歴書を読む側の心理だけど、もう履歴書なんてものは読むにうんざりするものというもの。写真見てこんな人かというのと、文字を見て、汚い字だなとか、その2点の印象が強い。  でも、履歴書を読む側は、よい人を採用することが自分の成績なわけで、そこにはあまり主観は入らない。写真はいいにこしたことないし、文字もきれいであるにこしたことはないけど、せいぜい、ちゃんとした写真屋で撮れよ、丁寧に書けよ以上のことはない。

これも“ぶっちゃけ”同感ですw

で、ポイントはファクト(事実)。そんだけ。しいていうと、あとで面接官が突っ込みできるようなファクトが、そのアプライする職種に合わせてきちんと書いてあること。面接官というのは暇で退屈でけっこう嫌なもので、突っ込みできないとつまんないし、ただ、個性的なリプライとか貰っても困る仕事。  すると、ファクト(事実)、つまり、それが経歴、履歴ということだけど、が、ない人や薄い人はどうかというと、ダメです。なんかがっかりさせるようなこというけど、ダメなものはダメなんだもの。

身も蓋もない感じですが、そもそも新卒の場合はファクトが見えづらいのは当然ですね。しかし、ここで終わらないのがfinalventさんの真骨頂。

まとめると、ファクトをもって、御社に対してワタシはこれだけ利益をもたらすことができる人材ですよというのを示す。そんだけ。  いや、そんだけじゃなくて、会社っていうのは、また選考担当者もそうだけど、そんな優れた人材がいるわけないし、来るわけないじゃんと思っている。世の中というのは凡人で成り立っています。だから、会社に入って、協調してくれるというベーシックな線があれば、多少選考ミスがあってもOK牧場なものです。 (太字筆者)

常々わたくしが言っている「来年の春、同じ職場に来たとき、一緒に働けるかどうか」というイメージです。で、どうしたらそういう「印象」を相手に与えられるかというと──、

「来年の春(目に前にいる人と)同じ会社で働きたい」と心から思うことです。
なんだそんなことか、と思うかもしれません。でも、これって結構重要だと思うんですね。意外と人というのは自分が考えているほど論理的なものではありません、感情は表情に表れるものなのです。逆に言えば「印象」を与える手段は、その「意欲」から生まれるのです。

いよいよ面接ラッシュが始まります。「内定獲得」を目的とせずに「来春からの自分」をイメージしてがんばってください。そういえば、公式スタッフのさっくー05氏が「がんばる」の当て字は「頑張る」ではなくて、「顔晴る」が望ましいというアドバイスをある講師から受けたそうです。さすが、セミナー荒らし(笑)
春です。晴れ晴れとした笑顔で面接に臨んでください。ガンバレ!

| | Comments (2)

5度目の「卒業おめでとう!」。そして──

どうでもいい話を2つ。

3/21 Today 今年の春分の日は今日……誰が決める?

そんなもん、科学的に決まっていることだ、というのは間違いなのです。祝日としての春分の日は、内閣総理大臣が決めるのです

春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?

春分では昼夜の長さがほぼ同じになる。しかし、実際には、昼の方が夜よりも長い。日本付近では、年による差もあるが、平均すれば昼が夜よりも約14分長い。

それはさておき。いよいよ春ですね、桜も咲き始めました。街には袴姿の学生さんを見かけるようになりました。月並みなコトバですが、春は「別れと出会いの季節です」ね。

この活動『広告業界就職フォーラム』が6年目のシーズンに入って、もう半年近くがたちましたが、卒業生にメッセージを贈るのは今年が5回目になります。過去のメッセージは以下のとおり。もちろん全てブログ『広告業界就職ノススメ。』の著者「とおりすがりの業界人」氏の筆(キータッチ)によるものです。(書籍には収録されていません)

ゼッケンナンバー、「03」。~新社会人になる「03」の方々へ~

旅立ちの日に。~04生に贈る言葉~

名刺の色。(05生向け)

続けること、続いていくこと。(06生向け)

この中で最もわたくしが好きなコラムは最初のゼッケンナンバー、「03」。です。当時(2003.03.25)はまだブログもスタートしておらず(ススメ。初のエントリーは、2003年12月21日です)最近リニューアルした「就職課掲示板」が昔のスタイルの時にアップされたものです。特に最後の文章が心に響きます。

社会人としてはまだまだ半人前の時期でもあり、辛いこともあるでしょう。しかし、人に役に立つという実感が、人生の辛さをやわらげてくれることもあります。またみなさん自身が労協や就職活動を通じて絆をつくった仲間たちは、必ずかけがえのない存在でありつづけると思います。忙しい仕事の中でも自分を見失わず、就職活動での先輩の言葉がどれだけ自分を励ましてくれたかということを思い出し、今後も労協のHP、活動に協力していっていただきたいと思います。

これは、すべての労協スタッフの思いでもあります。実は、もうひとつ付け加えておきたい事があります。それは 旅立ちの日に。~04生に贈る言葉~の最後に書かれている言葉──

広告協のボランティア活動が教師と違うところは、「送り出している」ようで実は「迎えている」ということです。04というゼッケンをつけた卒業生を、そのまま04というゼッケンをつけた新入社員として、私たち自身がこの業界に迎えいれるのです。

それだけではなく。07生のみなさんが全て社会人としてデビューする、ということです。メーカーのデザイナーとして卒業したOGが、内定祝賀会でホントにゼッケンナンバー付きの名刺を作ってきてくれたこともあります。実際、労協の活動を通じて卒業し、結果広告業界に入らなかった人の中でもずっとこの活動を支えてくれる労協OB・OGもいらっしゃいますし、新社会人として他業界に就職した後、新たに広告業界へ転職してくれた先輩もいます。英語でも実社会のことは「real world」と言います。

Welcome aboard! “real world”

|

稽古は大根役者と思え。幕が上がれば千両役者と思え

先日(3/13)高知空港で胴体着陸した全日空機のパイロットの評価が高いようです。技量のみならず、状況に応じて乗務員だけでなく乗客に対しても的確なコミュニケーションをはかったことも報じられています。

この事故に関連して、3/14付けの読売新聞のコラム「編集手帳」がたいへん印象深かったのでご紹介します。

舞台人の心構えに、「稽古(けいこ)は大根役者と思え。幕が上がれば千両役者と思え」という。まだ下手だ、まだ足りないとひたむきに稽古し、いざ本番となれば一転、揺るがぬ自信を胸に舞台を勤めよ、と

この言葉は、そのままプレゼンテーションの心構えだと感じました。事前の準備は怠りなく、細心の注意をはらって、本番では大胆に自信をもってアピールする。逆にダメなプレゼンというのは「この辺でいいだろう。なんとかなるさ」と本番に臨み、厳しい局面で「迫力も粘りもない」プレゼンとなって奈落の底に落ちる、と(笑)

笑いごとではないんですよ。プレゼンテーションというのは、課題となっている商品やサービスの「いいところ」を見つけて(マーケティング:what to say)、それを「どう表現するか」(クリエーティブ:how to say)を一気通貫で説明する芝居のようなものです。(ご参照>広告業界就職ノススメ。: 「添削」と、「ダメ出し」。上記のことは面接においても全く同様なんですね。

広告労協の模擬面接会で、根拠のない自信をもって臨み、文字通り臨死体験を味わった労協生は少なくありません。ちょうど今、第一次の面接ラッシュが始まろうとしています。ぜひ「万全の稽古(訓練)を積んで、本番の息詰まる緊張のなかで冷静にして沈着、千両に値する」自己のプレゼンテーションを行ってください。

| | Comments (0)

「情報」は、たんなる「お知らせ」ではありません。

「みん就」などで取り上げられたからでしょうか、最近特に目立つようになってきたのが、慌てて登録してすぐに何も情報提供せずにそれを求めるケースです。

広告業界就職ノススメ。: メールマガジンは使いません。で、とおりすがりの業界人氏が書いているように

広告労協の活動がメジャーになるにつれ、参加する学生のやる気の差も大きくなってきています。そもそも広告業界は情報に能動的で人に先んじる姿勢の学生を求めています。毎日来る営業と、用があったら連絡してくださいという営業と、どちらが広告主にかわいがられるでしょうか。

「情報」という言葉は、一般的に英語では[ information ]ですから、たんなる「通知や知識」と考えて気楽に相手に求めてくるのかもしれません。しかし辞書を引けば「情報」とは

ある特定の目的について、適切な判断を下したり、行動の意志決定をするために役立つ資料や知識。 (goo辞書:三省堂提供「大辞林 第二版」から)

のことなのです。わたくしたちは、この活動を(フォーラムを除き)ほぼ無料で、ボランティアでやっていますが、慈善活動をしているわけではありません。情報が対価。なのです。

目上の者が見下して言うつもりはありませんが、社会にデビューする気があるのなら、もっと「心構え」をしっかりしていないと、仮に内定が取れたとしても企業の中で活躍することはできませんよ。

「わたしは広告がいちばん向いていると思います。──営業を志望しています。──なんでもいいから情報をください」。そう、向いていると思っているのはあなただけかもしれませんね(苦笑)

| | Comments (0)

血液型で性格は判断できない、ということ。

名コラム「広告業界就職ノススメ。: 健康診断するということは、内定したということ。」 に、

要するに、「健康診断はあくまで採用後の適性配置・健康管理のためにするものであり、採用決定のために実施するものではない。結果として就職差別につながる恐れがあるので、血液検査を採用時に実施するときには慎重にしてほしい。」という見解を、労働省(当時)が出したということです。いいかえれば、内定を出した後に、従業員に実施する健康診断と同様の位置づけで実施しろということになります。

という記述があります。ちょっと次元は違うのですが「血液型で性格は判断できない(参考にすらならない)ということ。」を述べたいと思います。幸い、わたくしの知る限り広告会社の選考に当たって「ABO血液型」を参考にしている会社はないのですが。(もし、あったら教えてくださいネ)

まずは、血液型と性格は関係があるか? というweb頁をご参照ください。冒頭に「結論」として、こうあります。

医学的・心理学的に血液型と性格の間には関連がない。血液型性格関連説は、差別・偏見を生む大変な問題である。

ここに書いてあることに加えて、補足することが3つだけあります。

(1)医学の常識。

ABO血液型というのは、赤血球と血清との凝集反応をもとにした型の分類のことですが、赤血球は血液の成分の中でも最も大きなものであり、それは血液脳関門を通過できないのです。映画『ハンニバル』をご覧になった方もお分かりだと思うのですが「脳は白い」んです。そもそも「脳に赤血球が到達していないのに、それが性格と関連があるはずがない」じゃありませんか? もっとも「いや、心は脳ではなく心臓にある」と反論する人が(仮に)いたとしても、それは「臓器移植にあたって、免疫系(白血球)の違いは関与があるけれど、ABO血液型は無関係」であることを考えれば、答えは明らかでしょう。

(2)「有る」ことと「無い」ことはどう違うのか。新しい法則を見出す時に取るべき科学的態度とは?

上記のようなことを言うと、必ず「科学的医学的に証明されていなくても、『関係ない』ということは証明されていないのだから、可能性を否定することはできないんじゃないですか?」と反論する人が出てきます。岡山大学で心理学を教授されている長谷川芳典先生が、自身の「じぶん更新日記1998年9月24日」でこう述べています。

デジタル技術の進歩のせいかどうか分からないが、ともすれば、「無い」を「0」、「有る」を「1」というように、排他的に物事をとらえがちである。この論法でいけば、「無い」を否定すればすべて「有る」ということになるのだろうが、現実はそんなに単純ではない。 未知の生命体とか新しい法則を見出す時に取るべき科学的態度は、「とりあえずは無い」という帰無仮説を立てた上で、「有る」という可能性のある事象を徹底 的に検証し、偶然とは言い難い存在なり特徴が安定的に確認されたときに初めて、その事象に限って「有る」という結論を下すのである。

別の例をあげれば、こういうことです。「UFO」というのは実在します。なぜならUFOとは「未確認な飛行物体」のことで、それは過去の事実として記録されているからです。しかし「UF0には宇宙人が乗っている」ということが実証されたことはありませんよね。「いや、私は人類より知性の高い生命体がUFOに乗って地球に来ていることを“信じて”います」という人がいても構いません。信じる信じないは個人の自由ですから。

「血液型と性格は関係がない」ということを、証明する必要はないのです。証明する必要があるのは「ある」という仮説を持った人たちであり、彼らが再現可能な事実によってのみ「関係がある」ということを立証できるのです。それまでは「とりあえずは無い」と認めることが、知性ある人間の態度というものです。

(3)統計学の基本とは?

「ある調査の結果、血液型と性格に関連があるということが分かりました」という場合には、大きく2つの欠陥があります。ひとつは調査の基本がなっていない、ということ。もうひとつは、この血液型ステレオタイプ化が浸透してきているという事実です。「A型の人がますますA型的性格になるという変化が、穏やかながらもここ数十年で生じてきている」という報告もあるくらいです(笑)←こんなバカバカしいことが起こっているのは、日本(と韓国だけ)です。

“破壊と創造という過程を考え、そう実行している人(奥田碩・経団連前会長の小泉評)”のどこが、“A型は、周囲との和を大切にする慎重派タイプ(一般的なA型タイプ)”なんでしょうか? しかしながら、首相官邸HPで総理のプロフィールとして「血液型」が記述される(ちなみに晋ちゃんはB型だそうですよ:“マイペースで行動的な自由人タイプ(一般的なB型タイプ)”←どこが!w)……、某民間放送の野球中継で選手の成績とともに血液型が表示される……。「輸血時に必要だからという理由ではないはず。」(笑) この国の風土は異常ですね~

極めて個人的な話になりますが、先日小学生の娘が肺炎に罹りまして血液検査をしたらO型でした。わたくしがA型(AO)で母親がO型ですから、当たり前なんですけれど。彼女に「血液型と性格は関係ないんだからね」というと「そんなことないよー、雑誌にも書いてるし皆言ってるもん」。あのねえ──(以下略)

話を最初に戻しますと。「広告業界就職ノススメ。: 内定前の健康診断問題」 は、広告労協の活動らしいシリーズなので、一度(就活生だけではなく)採用ご担当者及び人事担当役員にはぜひ読んでいただきたいところです。

| | Comments (11)